山 名】 台高山脈  ←周辺地図
【日 時】 
2004年10月24日
【登山方法】前夜泊日帰り
【メンバー】ネット仲間14名
【天候及びコースタイム】 晴れのち小雨
江馬小屋林道(6:30)−(7:00)休憩−(8:00)休憩−(8:30)ナンノ木平(8:35)−P1226(8:45)
−(9:00)野江股の頭(9:06)−P1226(9:20)−白前山(9:50)−P1205(9:55)−(10:30)白倉山
−古ケ丸山方面−白倉山(10:55)−(12:15)大熊谷の頭(12:30)−林道終点(13:00)
−(13:40)庵の谷林道
                 (RINさんよりコースタイム拝借)
前夜にネット仲間15名が結集しテント泊の宴会。翌朝AコースとBコースに分散登山。Aコースは私を含む6名が江馬小屋林道から野江股の頭・白倉山・大熊谷の頭を経由して庵の谷林道に下山。所謂バリエーション豊かなコース。Bコース9名は庵の谷林道から大熊谷の頭を経由して迷岳へのピストン。紅葉を鑑賞するコースである。共に深まりゆく秋の黄葉を満喫できる素晴らしいコースであった・・・が、相次ぐ台風の爪痕が随所に残り道は崩壊し、黄葉の葉も枯葉状態だった。。
しかし、そんな状況に拘らず山そのものは誠に素晴らしいコースであった。この計画を立案・事前調査してくれたDOPPOさんに心から感謝です。m(__)m
尚、このコースは地図のコースガイドとして載っていない(廃道)ので、予め事前調査とコンパス・地図必携。出来ればGPSがあれば尚好都合だと思う。テープもしっかり付いているが、一部尾根で迷いやすい個所もあり、訪れる人も少ないのでトレースは不明瞭な部分多し。
林道終点の橋。沢は江馬小屋谷の流れ。紅葉が少し見られる 登山カードを入れるRINちゃん
6時30分出発。江馬小屋林道が台風による道路崩壊の為歩いて林道歩き。相次ぐ台風のため左の写真のように橋の手前が崩壊し、先頭を歩くSさんが危うく落ちかけるハプニングがあった。幸い敏しょうなSさんだけに事無きを得る。橋の手前の舗装道路が足を乗せた途端陥没したからであった。よかった、よかった!(^^)ホッ

この橋を渡るとすぐ山の取りつきにかかる。尾根に沿ってジグザグの登りが続くがかなり急勾配である。
トレースもテープもしっかりついていた。
よくこんなルートを開拓したものだ。多分林業関係の人がつけたのだろう。
ひたすら登りが続く。これでもかこれでもかという程。
登り始めて約2時間、やっと「ナンの木平」に着いた。ここからP1226まで平坦な登りに変る。
やっと「ナンの木平」に着いたぞ〜! P1226手前から見た野江股の頭(他の画像あり)
台風の強風に多くの葉が飛び散り木枯らし状態。もし台風が来てなければ見事な黄葉であったろう。
やがて右側に野江股の頭が見えてきた。ポコンと突き出た山容で特徴があった。
P1226手前で家族連れがキャンプを張っていた。子供も小さい。さぞかし山の好きな家族なんだろう〜。
昨夜は多分冷えたと思われるが子供は意外にも元気ハツラツだった(^-^)
P1226に到着後、一人留守番で5人で野江股の頭まで空身でピストン。往復30分だった。結構登り返しがしんどかった。
ヒメシャラの木が多い尾根道が続く 2mの岩場を下る。痩せ尾根だけに慎重に!

野江股の頭から白倉山まで尾根歩きと云っても痩せ尾根やアップダウンの道が続く。テープもしっかり付いていた。
相変わらず枯葉状態の自然林。右に古ヶ丸山が見える。横から見るとストンと垂直に落ちた尾根と三角形の山。DOPPOさんが10mの岩壁をザイルで降りた場所なんだろうか。

やがて白倉山に10時30分到着。
時間が少しあったので古ヶ丸山へのザイルの場所までピストンで行ってみる事にした。成る程、固定ザイルが残っていた。
10mの岩場。固定ザイルがあるが・・・ 左、白倉山。その右に台形地形の右コブの主峰が古ヶ丸山

DOPPOさんから自前のザイルで降りたと聞いていた。
 垂直に落ち込んだ壁。迫力があった。
何故か郵便ポストが?

もし誤って落ちたら最後、奈落の谷の底。真横から眺めるだけ。時間があればチャレンジしたい気分もあったが今日はB班と合流の為そこを見るだけで白倉山へ引き返す。
山頂で江馬小屋谷を登ってきたと思われる沢ヤさんと合流。ヘルメット、ハーネス等岩登りに必要な道具を重そうに腰にぶら下げていた。
また、この山頂には何故か郵便ポストがあった。勿論中身は何もなし。

白倉山から大熊谷の頭へは左前に戻るような感覚。少し平坦な広い尾根道になった。。
少し進むと先頭の者が何かおかしいと言出した。テープが突然なくなったという。
私のGPSを確認すると右の方向を差していた。
「違う違う、右の方向だよ!」。間違ったと思われる元の位置まで全員引き返す。
そこにテープが右の方向にあった。
間違いやすい尾根だ。うっかりテープを見落とすと真直ぐ別の尾根に下りてしまう。
勿論この尾根は途中から急激に下り、地図で確認しても江馬小屋谷方向になるが、
途中で断崖絶壁になり下りられない。ヤバイ、ヤバイ!
こうした迷った状況下でのGPSの威力は凄い。
間違いやすい処に標しをしたかったが何も持ち合せがないから諦めた。
後はテープもしっかり残っており間違いやすい所なし。
少し天候が崩れだし、小雨模様になってきた。

大熊谷の頭 昼食後 スメールにて汗を流す
やがて、大熊谷の頭に着く。12時15分。Bコース班と庵の谷林道で合流する為15分の昼食であった。
ここからの登山道もしっかりついていた。植林帯のコースで鹿避けネットが張り巡らされていた。
ここもコースガイドには標されていない。多分私有地のためコースに書かれるのを嫌ったのではないか?
林道に到着。長い林道下りが始まる。途中林業用トラックが放置されていた。これより先、台風で林道崩落が激しく下りるに下りられなくなったのだろう。大きく崩壊された道路は自然の猛威になすすべもなかった。
ジャストタイミング!前を歩くBコース班と合流。13時40分庵の谷林道終点に到着。
下山後、スメールで汗を流して今回の全ての山旅は終わる。


Aコース:どんかっちょ!さんのHP
      郭公さんのHP
Bコース:DOPPOさんのHP
      円さんのHP
      HAMAさんのHP

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