ええとこどり日帰り七面山一周


DPさんの素晴らしい企画(大峰ええとこ総取りテン泊)に便乗して、私と他2名が日程の都合でそのええとこ取りのおいしい部分(^ ^ゞ ポリポリ を日帰りで一周味わってきました。
新緑の中、天気にも恵まれ、大峰山系の深部、神仙平から入り、そして七面山経由。アケボノの平から見る大峰の素晴らしい景観に堪能する一日でした。DPさん、お先に失礼しましたが、どうも有難うございましたm(__)m
アケボノ平から見た大峰展望
山 域】 大峰山系  ←周辺地図
【日 時】 
2005年4月30日(土)
【登山方法】七面登山口から神仙平入山、七面山経由で一周
【メンバー】百孤のメンバー14名
【天候及びコース】 晴れ
10:00七面登山口ー12:08神仙平ー13:05舟のタワー14:30
七面分岐ー14:50アケボノ平ー14:20七面登山口

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国道168号線沿いのタナカの柿の葉すし前で各車乗り合せで合流し、一路七面登山口に下車。その足で林道を歩き、神仙平へ。山一面新緑に覆われ、約1時間の徒歩であったが目の前に拡がる神仙平や山々を見ながらなので退屈はしなかった。天気に恵まれたものの日差しの暑さは初夏のようであった。
林道終点では、昨年のがけ崩れで大きく道がえぐられ、ショベルカー3台が工事中。その脇をすり抜け、水のない広い沢沿いに進む。
DPさんが進路に青のビニール紐をつけていく。翌日同じ仲間Tさんが早朝追いかけてくる予定なので目印として。勿論回収しながら来ると事前に打ち合わせしていた。大きなゴロゴロ石が点在。道なき道だ。ここは正規な登山ルートでないが、DPさん他2名は経験者。私は初めてのルートだが、しっかりGPSも持参。
私と他2名が日帰りのため荷物は軽いが、他のメンバー11名は重い荷物と暑さでバテバテ気味。
前方の山を目指して 前に広がる神仙平 水のない沢を登る
枯れ沢も二つ三つに分かれていたが、目指すは正面の扇状に広がる大地、神仙平。でも何処でもいいわけでもない。沢筋を間違うと大きくずれる。
幸いGPSに設定したピンポイントに進路をとれば、ルート取りは確実である。途中休みを入れながら神仙平に12時に到着。
どんさんは前に歩いたという記憶を元に進路をとったが、やはり記憶というのは曖昧なもの。後にずれた軌道を修正するのに大きく迂回し時間と体力を消耗する。他2名いた。
偶々その神仙平付近で先頭を歩いていた私の足元に何か落ちていた。あれ?何だろう??
よくよく見てみると鹿の角だった。ラッキー!\(^o^)/
以前他の山域で拾った仲間から、それは三歳の鹿だと教えて貰う。角が三つに枝分かれしているのがその証で、全員揃ったとき、別の仲間からも同じ話を聞く。その人は3本持っているという。勿論私は初めてであった。幸運の証とか。
幸運の鹿の角 証拠写真(^-^) 神仙平にて歩いてきた処をバックに
舟のタワまであともう少し。最後の登りは急登だった。何処でキズをつけたか腕に切り傷が入っていた。私の後ろの円さんは、風邪気味で(昨夜39℃あったとか)少々しんどそうだった。
私の地図上に点けたピンポイント箇所(舟のタワ)に13:03到着。奥駆のルートで標識もあり。そこが舟ノタワと思っていた。しかし、DPさんや郭公さんは別の尾根にいた。そこに標識が「舟ノタワ」とあった。では私がポイントした箇所とは、
後で昭文社の地図で確認すると五仙宿跡かも知れんな〜?
舟ノタワで食事。でも余り我々3名はゆっくりしていられない。今日は日帰りの為、皆さんより早めの出発。
ご丁寧にもDPさん郭公さんが楊枝の森まで先導し、七面へ行くルートを教えてくれる。ここは分かりづらいのでという配慮からであった。本当に有難うm(__)m
皆さんも明日もあるから気をつけてね〜(^o^)/ 13:53皆さんのお見送りを受けながらここでお別れとなる。
舟ノタワでなく五仙宿跡かも 舟ノタワにて昼食 楊枝の森で皆さんとお別れ
楊枝の森は静かで広く苔むした自然の森であった。コースは赤いナイロン紐が付けられているので分かりやすい。でも霧やホワイトアウト状態になると迷いやすいところでもある。一般ルートに未だなっていないので歩く人も限られているのだろう。それだけに赤紐がやたらあったように感じられた。
GPSがあるから誠に心強い。まず進路を外す事はない。安心して山旅を楽しめる。次のポイント迄の距離も読める。
七面分岐に14:30到着。アケボノ平に是非行きたいから七面山ピークは割愛する。
暫く進むとやがて西峰の分岐に到着。これよりアケボノ平へ。
楊枝の森 七面の大ーノ頭が見える 七面分岐
分岐から約15分、アケボノ平へ。一面熊笹に覆われた広い草原は将に大峰深部の一番美味しいところを展望できる素晴らしい処であった。あの七面の大ーノ頭を、かつて以前釈迦ヶ岳より200mm望遠で撮った事もあった。
今回、行けなかった孔雀岳や奥駆も歩いてみたい。夢は広がるばかりだ。
少し時間的余裕があればゆっくりしていたいのだが、分岐に七面登山口まで85分と書いていた。
今15:00なのでそろそろ出発しなければ下山時間が遅くなる。
ピッチを上げなくては!
アケボノ平 大ーノ頭、仏生ヶ岳をバックに 釈迦ヶ岳から撮った大ーノ頭
(拡大写真あり)
登山道ははっきりしていた。地図上では未だ破線になっているが、最近登る人も多いのか一本道で迷う事も少ないと思う。静かな山中に小鳥の声だけが聞こえてくる。フクロウ、コツコツと木をつつくキツツキ、他名前のわからない鳥達の世界が続く。石楠花の花は未だつぼみであった。
自然林の木立の間を進む 苔むした倒木に咲くスミレの花 キツツキにえぐられた木
午後4時20分、七面登山道到着。目の前に我々の止めた車があった。他に単車で来た人も駐車していた。
天気にも恵まれ、素晴らしい1日であった。
勿論、この後「夢の湯」で一汗を流し夫々そこでお二方と解散。
この企画を組んでくれたDPさん、そして今日のやたけた隊のお二方、有難うございましたm(__)m
帰りの168号線の「夢の湯」手前の道路が、昨年(2004、8、10)の大規模な地滑りによる国道通行不能になり只今普及中。その為迂回路にて帰途に着く。

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