空木岳、池山尾根から極楽平まで縦走

中央アルプスのど真ん中に位置する空木岳(2863m)、日本百名山にもなっている。
池山尾根を菅ノ台駐車場から高度差2000mを一気に登りきり、後は極楽平までアップダウンを繰り返し縦走。
一般的には千畳敷までロープウェーで登り、空木まで縦走後池山尾根を下るのが大半。我々はまさにこの逆コースを採った。
確かに2000mの登りはきつかった。しかし最初に中央アルプスの核心部を押さえ、宝剣岳に向かって長く繋がる稜線歩きは誠に爽快であった。
岩山特有の鎖や岩越えもあり、またチングルマや高山植物に彩られたお花畑もあり、短くとも内容の濃い山行であった。
同行戴いたDOPPOさん、ハラッチさん、どうも有難うございます。
初日不覚にも運動不足のせいかふくらはぎに軽い痙攣を起こすハプニングもあったが、お二人から頂戴したビタミン剤や漢方薬のお陰で事なきを得て、楽しい山行を続けられた事は誠に感謝の念でいっぱいです。
尚、デジカメの故障でお二人から一部写真を拝借。

【山 名】 中央アルプス空木岳 
【日 時】 
2006年8月4日夜出発 5日(土)〜6日(日)
【登山方法】小屋泊まり
【メンバー】DOPPOさん、ハラッチさん、森の音
【天候】晴れ 

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5:45 菅ノ台駐車場から前方に見える山に向かって  空木岳への登山道
8:03 遠く南アルプスが雲海の上に見える 8:44 池山小屋近くの水場で一休み
段々と宝剣岳の岩肌が見えてきた 明日歩く熊沢、檜尾岳の稜線を仰ぐ。右後方に宝剣岳
12:30 空木非難小屋が見えてきた。この付近は見事な
お花畑になっていた。以下の写真がそれです。
非難小屋を過ぎ、ガレバを喘ぎながら登る私。
この写真の20分前にふくらはぎ痙攣で応急処置後の様子。
(黄色)シナノキンバイ(ピンク)ヨツバシオガマ イワカガミ
ニッコウキスゲ チシマフウロ
エゾシオガマ チングルマの群生


駒峰ヒュッテ 14:25 空木岳(2863m)山頂 
やっとここまで登ってきました〜!
南方に南駒ヶ岳(2841m)がどっしり構える さあ〜今日の泊まりの木曾殿小屋まで約1時間。多分混雑
しているだろうな〜?
結構面白い岩の道が続く うへっ〜大変な下りだよ!慎重に行かないとヤバイね〜。
やっと眼下に木曾殿小屋が見えてきました。 本日の泊まりは完全に定員オーバー。一枚の布団に二人が
雑魚寝。遅く着いた予約無しの登山客が断われていたよ。
彼らは一体どうする気なんだろうか。少し心配になる。
翌8月6日、昨晩大雨が少し降ったが、今日も天気が良さそうだ。早速足の手入れを怠り無く今日の縦走に備える。朝食の時、小屋のオーナーから夫々のコース案内あり。
我々の行くコースは結構手ごたえありそな口振りであった。やはり逆コースは我々三人だけのようだ。頑張って行くぞ〜!
5:12 ご来光  今日も天気は良さそうだ! 小屋から東川岳まで約40分の登り。
夜来の雨で植物が水を含み、ズボンの裾が濡れる
6:16 東川岳山頂 素晴らしい快晴のもと尾根歩きが続く
7:48 熊沢岳(2778m)山頂 今日の歩く行程だ。最後方の宝剣目指してアップダウン
の連続だ。頑張っていくぞ〜!
9:34 檜尾岳(2727m)山頂 右の尾根は宝剣へ、左の山は三ノ沢岳
檜尾岳から濁沢岳への登り返し シコタンソウの群生
イワギキョウ 12:30 島田娘到着。これより10分進めば極楽平に到着
するので、ここでゆっくり食事とする。
DOPPOさんは、小屋から我々より先行していた。
それは、この三ノ沢岳に登る目的があったからだ。
三ノ沢岳ピストンには約3時間30分必要。
ハラッチさんが大声で「DOPPOさ〜ん」と叫んだところ、
彼はその声を間違いなく聞こえたそうだ。
極楽平から真下に千畳敷ロープウェー駅が見えてきた。
宝剣岳と千畳敷カール 整理券2時間待ちの間、DOPPOさんと合流。
そしてこのロープウェーで今回の縦走は無事終了!

同行戴いたDOPPOさんのHP

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