新緑の二上山

ササユリが綺麗だったとのネット仲間の情報や、今まで麓を通過するだけで一度も登った事がなかったので、良い機会なので登る事にした。雄岳(513m)と雌岳(474m)が寄り添うように、なだらかなシルエットを描き出す二上山(にじょうざん)。山麓から眺める山姿は、安らぎを覚えるに相応しい良い山だった。古くは、男女二神にみたて、ふたかみやまと呼ばれていたそうな。一般的なコースより、敢えて人の少ない新緑眩しい山道を選択。昨夜の雨の後だけに湿度が高く汗が滴り落ちた。少しは体脂肪を減らす事が出来ただろうか?
成る程、地元では人気の高い山だけに、登ってみて、低山ではあるが魅力的な山だった。
今回、より軽量化を図る為にザックとコッヘル&バーナーを新調していたので、その試し使いもあった。
日時:2007年6月10日(日)
場所:二上山(奈良県・大阪府)
メンバー:単独
天候:晴れのち曇り
今回歩いた軌跡 。 画像クリックで拡大

奈良県側の当麻「道の駅」に駐車し、そこから二上山、雄岳目指して出発。古い村の集落を通過。
その中で、昔風の門構えにつるされたクス球が目が飛び込んでくる。地元の造り酒屋だった。
奥の山が二上山への取り付き 村の造り酒屋の前を通る

やがて道なりに進むと正面にため池が見えてきた。当麻寺から登ってきた道と合流。
正面に二つのなだらかなシルエットを成した山が二上山だとすぐ解かる。
池を正面に二手のルートに分岐。今回人の少ない静かな山を望んだので池の手前を右に迂回。
木の幹に白のペンキで「二上山へ」と記載されていた。

この赤い鳥居を左に下れば当麻寺に行く。今回は右に この池を右側に迂回すると登山口に入る
木の幹に白ペンキで「二上山へ」と 新緑眩しい急な山道を登る

昨夜の雨のせいか湿度が高くすぐ上半身汗まみれになる。ただ新緑の美しさのお陰で気分的に爽やかであった。途中休憩のビユーポイントもあり、見晴らしも良かった。
低山だけに色んなルートと合流しながらやがて木道階段を右に登ると雄岳山頂に出る。見晴らしなし。普段ここは寺の敷地内のため200円通行税?を徴収されるらしいが、今日は不在のため無料(^ ^ゞ

途中、奈良方面の展望を見ながら一息入れる 雄岳(513m)山頂に社が設置。

雄岳の後、雌岳に向かって下る。大阪方面から登ってくる舗装された道に合流。正面の階段を登れば
雌岳に行けるが、敢えて右の迂回ルートを採る。そこにはササユリが沢山咲いているとの情報を元に
歩くが、あることにはあったが萎みが多く、パア〜っと大きく花びらの開いたササユリが少なく、些か拍子
抜け。しかし、後日歩いたネット仲間の写真を見れば綺麗に咲き乱れたササユリがあった。
どうも私のルートと探し方に問題。つまり花より団子の口で、新緑の野山を歩く事の方が楽しかったの
かも(^ ^ゞ

ササユリ ガクアジサイ

当初、岩屋経由の祐泉寺に下山するつもりだったが、生憎雌岳山頂に差し掛かったところで北の方で雷鳴とにわかに雷雲が押し寄せてきたように感じた。女房が携帯電話で北部では凄い雷と豪雨が降ってるから早く帰っといで〜と連絡が入っていたせいもある。それでコースを変え雌岳の直下に何やら下山道らしきものがある。それを下ってみよう!勿論、地図には記載されていない。
ところが酷い道だった。ただテープがあったのでそれを頼りに下る。
途中でやや不安になってきた。何せ凄い傾斜を下る箇所やしっかりした道がない。地図とGPSで現在位置を確認していたので行けるだけ行こうととの気持ちだった。最悪登り返すとなればしんどいな〜と考えたのも事実。やはりドンピシャ!祐泉寺からの登山道と合流。後は雨の降り出す前に着くだけだ。

雌岳山頂 祐泉寺

幸い道の駅に着くまで雨がポツリ程度で濡れずにすんだ。近くに「二上山ふるさと公園」があり、家族連れや
春の花々で賑わっていた。今日は短くとも内容的に楽しめる春山を満喫した1日だった(^-^)

「二上山ふるさと公園」 アジサイが色付いていた



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