紅葉の谷川岳と奥只見遊覧

往復JR特急を乗継、二日間で紅葉を求めてツアーパックで行ってきた。
冠雪を頂いた晩秋の谷川岳をロープウェーから眺め、秋晴れの紅葉真っ盛りの奥只見湖と冠雪を被った峰々が見事に調和され、まるでノールウェーのフィヨルドを彷彿させるような景色であった。

観光日程:2008年11月1日〜2日
コース:JR特急にて富山下車。そこから観光バスで谷川岳に。宿泊はホテルグリーンプラザ上越にて。
     翌日奥只見を遊覧して富山からJR特急にて帰阪。
JR特急とバスを乗り継ぎ15:30分に谷川岳入山拠点となる土合口に到着。
ここまで約8時間の行程。
途中北陸道、関越道経由の約390キロのバス走行だった。
11月初旬と云えどもまだまだ紅葉が残っており、谷川岳山頂付近は前日降った冠雪に白く輝いていた。
多分紅葉も数日で終わりと思われた。
幸い天気に恵まれ、ラッキーな巡り合せに喜んだ。

冠雪を被った谷川岳方面。ここから山頂まで3km。正面に見えるのが1963mの頂で、谷川岳山頂(1977m)はこの後方に位置する。
かの有名な一ノ倉沢岳岸壁は谷川岳の奥に位置する。
正面から見た谷川は一ノ倉岳と谷川岳の双方ピークがまるで猫の耳のように見える。
勿論、このロープウェーからの方角では確認不可能。
一般登山道はこのロープウェーからと写真の右尾根に位置する西黒尾根がある。更に尾根からの縦走路も多数あり。

その日は新潟の魚沼まで戻り、ホテルグリーンプラザ上越に宿泊。
翌日7時出発という早い時間帯となった。

当日はすこぶる快晴で、早い出発にも拘わらず誰も不満はなかった。やはり天気が最高のご馳走だ(^^)
ホテルから約1時間20分、奥只見シルバーラインを通って目的地に着いた。
この奥只見シルバーラインは、ダム建設の為に作られた道で、全長22キロの内、18キロの区間を19のトンネルで構成された比類まれな作りになっている。狭いトンネルだけに祝日など時間帯により混雑が予想される。
それだけにホテルの早出は正解であった。

奥只見ダム

型式は重力式コンクリートダム
奥只見船着場から銀山平船着場の約40分。
船を出ると、山肌はもう紅葉真っ盛り。
多分今週で終わりかも?



前方、銀山平に向かって、越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山、荒沢岳といった2,000m級の山々が連なって見える。もう山頂には冠雪で白く輝いていた


船の後ろを振り返る


奥只見観光を済ませ、これより帰途に着く。車は一路北陸道を西へ。糸魚川そして橋桁1本1億円したという親不知を通過。黒部川を越えた頃から車窓から見える山並みが白く冠雪した峰々が見え出す。
あれは白馬岳、小連崋山、朝日岳から親不知に連なる峰々だろうか?それともその手前の毛勝山、僧ガ岳かな〜?
あれこれ山を眺めているうち車は富山駅に到着。そこからJR特急に乗り換え、関西方面へと旅の途につく。

一泊二日の強行軍だったが、最後の紅葉を味わうにラストタイミングであった。
翌日から全国的に天気が崩れ、もう北国では徐々に冬到来と気象情報士が報じていた。
20000級以上の山々は、もう冬期の世界に突入か。雪を待ち焦がれる人達に新たな楽しみを与えてくれる季節にもなったのだな〜!

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