石割山、絶景富士を正面に


紅葉残る富士五湖、その山中湖を眼下に一際美しい富士の雄姿を山頂から望む。標高1413m、富士を真近に見える山として最高のビユーポイントであった。
今回の山行も昨年に引続いてWSV太郎会の総会が山中湖で開催され、それに参加するため家内同伴で出席。
連休の高速道路渋滞を回避するため大阪から新幹線とレンタカーを利用し、富士五湖巡りも兼ねて見飽きるほどの富士を堪能。さすが日本の象徴、名峰と云われる程の気品と気高さを秘め、登るより眺望するのも値打ちがあると思った程だ。
石割山(1413m)山頂から望む富士(画像拡大有り

日時:2009年11月22〜23日
場所:山中湖&石割山
 富士五湖巡り
AM7時30分新大阪発の新幹線に乗込み、一路三島駅で下車。と言うのも、当初高速1000円一律料金を利用してと考えたが、何せ連休の行楽渋滞も予想され、ナビの距離が片道450キロ・予想タイム6時間30分、これだけでも疲れるのに往復で渋滞に巻き込まれたらと思うとぞっとした。単に疲れに行くだけに終わりそうなので少々金は掛かるが楽な方法を選択。
結果的にその方が時間と観光を有効的にたっぷりとれ大正解であった。
三島駅前の予め予約したレンタカーで富士五湖巡りに直行。幸い天候も回復し、快晴は望めなくともそれなりの富士のビューポイント求めて観光を続ける。本栖湖→精進湖→西湖→河口湖→山中湖の順で車を移動。
山梨県郷土料理「ほうとう」 本栖湖 精進湖
西湖 河口湖画像拡大有り 山中湖
山中湖に着いたのが夕方遅くなり、富士山を見る事ができなかった。上の写真は翌日のものです。
宿に着いたら既に太郎会の皆さんが到着しており、早速食事で一同乾杯。その後別部屋で総会?(宴会)へと深夜の12時まで続く。
久し振りとはいえ仲間との話は楽しいものだ。時間があっという間に過ぎ去ってしまう。 

 石割山ハイキング
翌朝、石割山へ向かって出発。宿の前は山中湖を背景に富士が最高のビューポイントなんだが、生憎湖面にガスがかかり富士山を背景に出来なかった。
家内は膝が悪く石割山登山には参加しなかったが、我々の出発した後、富士の美景をコタツに寝ながら観賞できたのが最高の贅沢であったと喜んでいた。と言うのが、昨日個室部屋が富士の反対側で、その日はかなり冷え込み毛布を上下にするには予備がないので宿の人に申し入れする。と、丁度キャンセルなった部屋があるので、宜しかったらそちらをお使いくださいと云われたのがその部屋だった。後で聞いた話だが、その部屋はカメラマンの人が良く愛用される最高のビユーポイントだったらしい。ラッキー!その写真を撮れなかったのが残念至極。
山中湖を背景に集合写真 石割山登山口駐車場 奥に見える鳥居の階段から


鳥居を潜るとすぐ階段が続く。見上げる限りの階段が続き、日頃の運動不足の人には少し応えたようだ。ゆっくり登り始めてから約15分、最初の休憩場所に東屋があった。ここが富士見平だ。所々に真赤な紅葉も残っていたが、大半が落葉となり枯葉の絨毯が展開されていた。そして緩やかな登りが続き、天気も好転し、木々の間から真青な背景に白銀で照らされた富士の山が顔を出し、雲海の隙間からも山中湖が見えてきた。
石割神社の鳥居 長い長い急な階段が続く 所々に真赤な紅葉が迎えてくれる
枯葉の絨毯を踏みしめて やがて天気も好転する 白銀に輝く富士と山中湖
やがて麓より8合目に鎮座する石割神社に到着。富士見平より20分の処にあった。亀裂の入った大きな1枚岩に締縄が張り巡らされ、石割神社の御神体となっていた。その切立った大岩には高さ約15m・幅約60cm・長さ約15m程の隙間があり、その間を右回りに三回通れば幸運が開けると言われている。この岩の割目から滴り落ちる湧き水は、眼病・皮膚病に効く薬水として伝承され、今尚多くの崇啓者も多いとか。又その御神体の大岩が「石」の字に似て割れているので石割神社の名の由来があるとも云われている。
石割神社 御神体の岩 幅約50〜60cmの狭い隙間

石割神社から山頂まで約20分。急な登りも交えて山頂に到着。目の前に大きくドンと構える美しい富士の勇姿が眩しく、これに優る姿の山は他に類はない。広い山頂では多くのハイカーが休んでいた。我々もここでコーヒータイム。
約30分の休憩で東海自然歩道の繋がる平尾山・大平山方面に下る。登山道には鹿の防護柵が張られ、ここにも鹿の被害があるのだな〜。そしてその途中の分岐点で平野方面に進路を変え、出発地点の登山口に到着。
全体的には短いルートであったが、内容としては面白く充実していた。私としてはいつの日か東海自然歩道を東に向かって距離を伸ばした時にこの石割山に再度来ることを願って。しかし、名古屋から遅々として進んでいないのが実態だが・・・(^^ゞポリポリ
見飽きない程の美しさ 山頂での集合写真 平尾山・大平山方面に下山
下山後は「石割の湯」で汗を流し、昼食もそこで摂る。富士の自然にふれながら高アルカリ性の湯に浸る気持ちよさは格別だった。綺麗な施設で入浴料700円、結構人が多かった。そこで販売される王林のりんご、何と1ケース11個入り1000円、思わず安いので買いたくなったが、電車で帰宅するため残念する。(^^)
連休を利用した今回の総会、また来年も別の企画を楽しみにして解散とする。皆さん、お疲れ様でした〜\(^o^)/
「石割の湯」 中庭 今回の打上げ
山梨産の安い果物 石割の湯を出たところでも 三島駅から帰途につく



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