京都・嵯峨野、紅葉巡り

今年の夏は暑く、異常高温の連続だった。11月に入ってやっと高温から開放され、日増しに秋から冬へまっしぐら。
その所為か、例年になく紅葉が真赤に色づいたと言う。まさに8年に一度の紅葉の当たり年との事。
テレビでは各地の紅葉便りも放映され、いやが上でも気分が盛り上がる。
よし!京都の紅葉巡りだ! しかし、京都周辺は連日渋滞情報。では、我が家から京都への最短コースを考えよう。、昨年開通した千里中央から箕面を縦断する新トンネル超えで亀岡に行くルートが最短だ。それも50分で亀岡に着く。これだ!
亀山から京都入りは、保津川下りかトロッコ電車で嵐山に入るのが便利だ。保津川の紅葉も見ごたえありそうだ。

日時:2010年11月28日(日)
コース:千里中央〜亀岡〜保津川トロッコ電車=トロッコ嵐山〜常寂光寺〜二尊院〜祇王寺〜
     天龍寺〜 トロッコ嵐山=亀岡〜千里中央


亀岡から保津川下りで行こうか、或いはトロッコ電車かと考えたが、船だと3900円、所要時間2時間、トロッコだと20分で600円。やはり費用と時間を優先した。始発も指定席満席で立席に乗車。保津川と並行して走るので、景色も充分堪能できた。真赤に色づいた紅葉が流れるように変化を繰り返し、保津川下りの船からもこちらに手を振るのが微笑ましかった。外国の観光客も大勢混じっていた。
片道600円のトロッコ電車 保津川を並走してトロッコ電車が走る 紅葉並木が続く


トロッコ嵐山で下車し、駅前は多くの観光客で混雑していた。勿論帰りの切符も既に手配済み。小倉池に映る紅葉の色も一際赤みが引立っていた。
その近くの民家を改造した喫茶店でコーヒーを飲む。手作りケーキが美味しかった。
まず訪問先は小倉山山麓にある常寂光寺まで約5分。嵯峨野訪問も過去何回かあるが、これほど真赤に紅葉した嵯峨野は初めてであった。
小倉池に沿って歩く 喫茶店窓から外の景色を見ながらコーヒー 紅葉の絨毯
常寂光寺 紅葉の絨毯で埋まる池 真赤に染まった境内


次の訪問寺は二尊院。釈迦如来立像と阿弥陀如来立像の2像を本尊とすることから、二尊院と呼ばれる。広い境内は常寂光寺と同じく赤く彩られていた。
二尊院 本堂


次は祇王寺。寺自体は尼寺だけに質素でひなびた美の造詣があった。

祇王寺 庭園


次の天龍寺へは、一度トロッコ嵐山まで戻り、竹林を越えて行かなければならない。でも20分位であった。その道中、立派な門の家の傍に銅像があった。NHK大河ドラマの「竜馬伝」に登場する人物だった。さすが京都人の粋な計らいであった。
左から吉村寅太郎、武市瑞山、坂本竜馬、中岡慎太郎 竹林 天龍寺


朝9時30分始発のトロッコ電車に乗り、帰りの電車2時迄、ゆっくりと嵯峨野の主な紅葉を巡ってきた。外国人(中国、韓国その他)も多く、まさに「おいでやす!」という感じであった。彼らには日本の秋をどんな風に見たのだろうか。我々から見ても素晴らしいという言葉がピッタリであった。
最後に、帰りのトロッコ電車から見える風景を動画で紹介させて貰います。



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