スペイン南部で地震、8人死亡=M5.1、建物一部倒壊も
【パリ時事】スペイン南部で11日午後6時47分(日本時間12日午前1時47分)ごろ、マグニチュード(M)5.1の地震が発生した。ムルシア自治州ロルカで建物が一部崩れるなどし、地元当局によると少なくとも8人が死亡。負傷者も167人に上り、うち3人は重体とされる。 米地質調査所(USGS)によると、震源地はムルシアの南西50キロで、震源の深さは1キロ。この約2時間前にもM4.4の地震があった。首相府によれば、ロルカのほかアルバセテ、ベレスルビオでも被害が出ている。 サパテロ首相は同日、軍や警察の緊急部隊を派遣するとともに、関係省庁に協力して被災地支援に当たるよう指示。12日にはルバルカバ副首相を現地に派遣する。首相はカルロス国王と謁見(えっけん)中に地震の一報を知らされたという。 現地からの報道によると、ロルカでは建物の壁面が崩落したり、壁に亀裂が入ったりしている。落ちてきたがれきの下敷きになり大破した車もある。(2011/05/12-12:36)