京都、春爛漫


春の京都に孫と二人で観光小旅行に行ってきた。その昔、長男が中学に入学したおり、入学祝いを兼ね、これまで家族単位での行動が主体だったが、これから幼年期から少年期への第一歩、自覚と自主性を養う為に敢て切り離し、京都へ連れ出した事があった。その孫が同じ年頃となった今、私が親代わりとして連れ出したと云う訳だ。勿論長男とその嫁には了解を貰っている。
今年は桜開花が異常に早く、4月早々で関西地方のみならず関東方面でも満開のニュースが話題になっていた。ここ京都も満開だった。多分一週間経ったら桜の絨毯が見られるかも?
 
嵐電 「鳴滝〜宇多野」間の桜並木 


場 所】 京都市内
【日 時】 
2018年4月1日(日)
【天 候】 晴れ
【コース】
阪急十三で待合せ〜桂(乗換)〜嵐山駅よりスタート。
      渡月橋周辺、嵯峨野一部散策 (嵐電)嵐山駅〜帷子ノ辻(乗換)北野白梅町。
      平野神社、金閣寺見学。(タクシーで移動)銀閣寺見学。
      (タクシーで移動)祇園、八坂神社散策  阪急河原町より〜大阪、神戸に帰途      


阪急十三駅に8:55分待ち合せ、そして桂乗換の嵐山に着いたのが9:49分だった。日頃京都には車を使うが、電車は時間が読めるし確実だ。車窓から見える景色も味がある。嵐山のみならず京都は何処に行っても人で一杯だ。しかも外国人の観光者も半端じゃあない。時期も良いから尚更だ。

孫はやや緊張していたのか、笑顔が少ない。日頃笑顔の可愛い子だけに、余り構いすぎないように努めた。今思えば長男の時もそうだった。時が経ってその時の記憶をよく覚えていたのを聞かされた時、却って此方がびっくりした程だ。当時嬉しくなかったのかと思いきや、決してそうでは無かったようだ。
歴史好きになったのも、その影響があるかも知れぬ。孫も多分同じだろう?
阪急、十三駅で待合せ 阪急嵐山駅 嵯峨中之島より後方に嵐山
嵐山公園 渡月橋 桃の節句やひな祭りの土産物


嵯峨野の一部や天竜寺境内の桜を鑑賞し、嵐電(京福電鉄)の嵐山駅から金閣寺が近い北野白梅町まで電車で移動。この嵐電は中々味があり、モボ301形の冷房なしの車体だが、古き良き時代を生き抜いてきたような電車でワンマンカーになっている。駅は小刻みに停まるが夫々観光名所が点在し、今では観光列車の役目を担っているかのようだ。例えば、太秦映画村、仁和寺、竜安寺、等々駅名を聞いたらすぐ解かるような。その周辺の桜並木に大勢の鉄チャンが電車とのワンショットを狙っていた。
モボ301形の車体 単線なのでホームで電車待ち 桜並木が歓迎
プラットホーム一杯の桜絨毯 運転席 京都らしい名前の「北野白梅町」終点


 北野白梅町から徒歩20分位で金閣寺に着くが、途中桜で有名な平野神社に立ち寄り、また時間も正午近いので昼食を挟んで金閣寺に到着。
相変らず多くの外国人が観光に訪れ、警備の人も英語・中国語・韓国語を流暢に話していた。
過去金閣寺訪問は数えきれないが、いつ見ても素晴らしい日本の誇るべき世界文化遺産だ。足利三代将軍義満が気に入り、金閣を中心地とした庭園・建築は、極楽浄土を現したと言われる。正しくは「鹿苑寺」と言う。
     
 約60種600本あるという平野神社 世界遺産、金閣 鹿苑寺の総門  舎利殿(金閣 )
     
数寄屋造りの茶室 「夕佳亭」 夕日に映える金閣が殊に佳いとの
ことで「夕佳亭」と名付けられた。 
義満がお茶の水に使ったと伝えられる
「銀河泉」


 金閣寺から「きぬかけの道」を歩いて竜安寺や仁和寺に行きたかったが、時間がないので、タクシーで銀閣寺まで行く事にした。今出川通りを京都御所や鴨川大橋を渡り、白川疎水に並ぶ桜並木が満開だった。今年の京都は一斉に満開になったと実感。「哲学の道」や銀閣寺周辺も、桜に引き寄せられた観光客でいっぱいで、スマホの自撮り姿を至る所で見受けられた。
     
 白川疎水通の桜並木が銀閣まで続く 「 哲学の道」 観音殿(銀閣) 国宝 
     
本殿より、波紋を表現した 銀沙灘と白砂の
富士山型の向月台そして銀閣との深い造形
東求堂 〔 国宝〕
義政公の持仏堂
展望所からの眺め 


時間はアッという間に過ぎ去る。今日の大詰めは祇園から八坂神社を見て、四条河原町から電車で帰る予定だ。時間節約の為、祇園までタクシーを利用した。このルートは車の渋滞エリアなので、タクシー運転手は心得ている。ロスなく祇園に到着。

人混みを掻き分け花見小路通に入る。孫にしてみれば、そこは古い時代にタイムスリップしたような光景に見えたかも。お茶屋さんや置屋など、伝統的な花街の面影を残す界隈で、今では歴史的風景特別修景指定地区になっているとか。昔から「一見の客」は入りにくい雰囲気は今も残っているが、最近は観光客向けの所もあるらしい。
祇園 花見小路通 着物が似合う町 置屋やお茶屋が並ぶ花街の面影が残る
八坂神社 四条・鴨川 四条河原町から帰阪



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