葛城、金剛、のんびり一泊ハイク
関西太郎会も今年で4回目。今更ながら月日の経つのは早い。
毎年、この11月23〜24日の連休を利用して行われるが、遠くから参加して戴いてるメンバーに改めて感謝したい。
さて、今年は何処にしようかな〜と色々プランを同報メールで意見を出し合った結果、葛城山〜金剛山と決った。
幸い宿も葛城高原ロッジが予約できた(堀内さん、ご苦労様でした)。安くてしかも手軽な所だけに大いに受ける。天気にも恵まれ、夜景と夜明けがとても印象的でした。

【山 名】葛城山、金剛山
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【日 程】平成15年11月22(土)〜23日(日) 
天候晴れ、気温5℃
【メンバー】名張、堀内さん。高知、奥代さん。東京、今枝さん。知多半島、宮本さん。金剛山にて西宮の五十嵐さんご一家と合流。そして大阪より私の総勢8名
【行 程】22日は葛城高原ロッジで宿泊。翌23日、葛城山〜水越峠〜金剛山〜伏見峠〜ロープウェー前下山。

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22日、夕方葛城高原ロッジ集合という事で、高知から奥代さんが早朝5時過ぎ出発、東京から今枝さんが6時30分発の新幹線で大阪に9時過ぎに合流。そして近鉄に乗換え御所駅から歩いて山頂へ。片や名張から堀内さんと愛知県知多半島から宮本さんが夫々近鉄で葛城山ロープウェー駅前で合流し、何と軟弱にもロープウェーで高原ロッジに。そして私はと云えば、もっと軟弱で横着にも3時過ぎに自宅を出発して麓の駐車場に停めてロープウェーでロッジに。(^ ^ゞ ポリポリ
ロッジに着いたのは5時30分であった。
部屋に通されると皆が既に出来あがっていた。テンション高く、途中から入った私も負けじと一層テンションを上げた自分がオカシイ(^ ^ゞ
話も尽きないまま夕食の時間前に一風呂浴びて食堂へ。
外は気温2度。今日は冬の寒気団が来ているから夜は相当冷えると天気予報は報じていた。
その為か夜景は実に素晴らしかった。
結露した窓ガラスを拭けば御所、橿原、大和高田の街の灯りがキラキラと輝いている。食事はカモ鍋。ここの名物だ。
関東出身者の多いこのメンバーには、最高の味だったようだ。薄味とカモの味が新鮮で、やはり「食は文化なり」とは良く言ったものだ。都の公家の食文化が大衆に広がり関西は薄味。それに対して関東は濃い口。その隠し味が何とも言えない風味を醸し出す。
ロッジの部屋にて カモ鍋に舌鼓 あらら〜、毎度の光景、宮本さん
食後もワイワイガヤガヤ、お酒を飲みながら部屋で歓談。ひとしきりすると一人居眠り二人居眠り。そして11時過ぎにお開きにした。
明日7時30分に食事が始まるので、8時過ぎに出発と一応決めた(^_-)
夜中は冷え込んだようだが、二重の布団に包まったからぐっすり睡眠。
早朝7時に外の景色を見に行った。今日も天気が良さそうだ。ロッジ正面入り口に大きな寒暖計があり、1℃を指していた。ブルブル・・やはり寒い。着込んでも寒気を感じる。
太陽が既に上に上がっていたが、東に遠く雲の上に高見山の台高山脈、そして大峰山脈の釈迦ヶ岳の勇姿がハッキリ望め、西には明石大橋と淡路島、そしてその麓の須磨浦公園から六甲全山の山並みが。つい2週間前ここを11時間かけ縦走したんだな〜・・・。感慨深いものがあった。
食後、色々準備も済ませ結局出発は8時30分となった。

一応、金剛山までのコースタイムを3時間30分と見ていた。(葛城高原ロッジの張り紙に4時間と書いていたが・・・)
目の前に見える金剛山、とても3〜4時間かかりそうにないくらい近くに見える。実は、二つの山を個別に登った事は何回もあるが、縦走した事はない。それだけに未だに3〜4時間かかると云われても「うそ〜!!」と思ってしまう。
でも、インターネットで検索してみると事実3時間30分〜4時間の人が多かった。結構かかるものと改めて認識しなおす。
ツツジで有名な花園の間を下りながら下山コースに合流。標高960mの葛城山から520mの水越峠まで440mを一気に下る。
約1時間かかる。急勾配の階段がこれでもかこれでもかと続く。堀内さんは久し振りの山歩きなので(4年振りとか)膝に一抹の不安を抱きながら慎重に下っていった。奥代さん、今枝さんは山岳会に所属しているから健脚そのもの。宮本さんはテニスで鍛えた足腰があるから何のその。ところがギッチョン、石の階段にさしかかったところでスッテンコロリ!「ア、イタタッ!!」
傾斜ある石は滑りやすい。幸い左に持ったペットボトルが下敷きとなって大事に至らなかった。良かった、良かった(^^)ホッ
水越峠手前の階段付近から豊富に涌き水かほとばしる。ここの水は美味いので、地元の人も汲む人が多い。
金剛山を背景に記念撮影 水越峠までのなが〜い下り 林道から見た金剛山

水越峠には、相変わらず路肩に駐車した車が多かった。葛城山や金剛山に日帰りで登るには手頃な場所なんだが、実言う私も何回か停めた事ありますね〜(^ ^ゞ ポリポリ
この水越峠から金剛山に向かって林道を歩く事約40分、雑談しながら歩いたので、あっと言う間に着いてしまった。
その少し手前に「金剛の水」と表示された場所があり。豊富な涌き水がほとばしっていた。勿論、地元の人達はここでポリ缶いっぱいにして汲んでいる人もおり、ご飯やコーヒーの飲み水に使うのだろうか?
林道から左に橋を渡ると山道がある。休息所もある。これより急登だ〜。
久し振りの山登りになった堀内さんは段々喘ぎ出してきた。無理する事ないのでゆっくり歩けば良いよ〜。何と言うこの余裕(^-^)
一般的に人の疲れたのを見ると俄然元気になるという。毎年この季節の私は極めて強い。何故なら六甲全縦の為に身体が出来あがっているからな〜(^-^)  しかし、何時までもそれを維持できない軟弱な私。 また体重が増えそうだ・・・(^ ^ゞ
途中で追いついた中高年のおばさん達もヒイヒイ喘いでいた。
やっとこさ展望台に着いたよ。真下に見える御所市や吉野の田園風景。そこから吹き上げる風が冷たかった。
その冷たい風に身体を冷やしたのがいけなかったのか、堀内さんの足に痙攣が発生。しかし、奥代さんの素早い手当てに事なきを得る。
彼女は常に応急処置道具一式持参している。さすが高知の山岳会現役だけのものはあるよ。今枝さんも最近関東の山岳会に入部したとか。皆さん、頑張ってるね〜(^^)
途中で中高年の団体さんとすれ違う。今日は葛城ロッジに宿泊とか。皆さん、ゆうに60歳をはるかに越えていらっしゃる人達みたい。しかも圧倒的に女性だよ。元気だね〜〜(^ ^ゞ
「金剛の水」で一息入れる 喘ぎながら・・・・ 展望台で一休み。この後に・・・・・
更に登る途中、山間から葛城山とロッジが見えた。こちらから見ると未だ紅葉が少し残っていた。あの山から歩いて来たんだね。やっと山頂の金剛主稜縦走路と合流。と言っても今まで歩いて来たコースはダイトレ(ダイヤモンドトレール)コースで、道も標識もしっかりしている。このダイトレとは、奈良県は香芝市にある屯鶴峰から大阪府和泉市は槙尾山にある施福寺までの総延長45キロにも達する長大な山道である。いくつもの山を登っては下り 、下っては登るというその厳しさは六甲全山縦走と同じかそれ以上だと聞く。毎年六甲全縦と時期を同じくするから一度も参加できないでいる。でも、機会があったら是非挑戦したいものだ。
山頂には葛木神社があり、朱赤の灯篭に老杉並ぶ参道がとても山の上にあると思えない雰囲気がある。ここは紛れもなく修験道の世界なのだ。修験道の開祖とされる役小角(えんのおづぬ)もそうした修行者の一人で、聖地は紀州の熊野、葛城、大和の金峯山(きんぷせん)が中心と云われる。だから、遠くで聞こえてくる法螺貝のブオ〜という異様な音に皆ビックリ。
西宮から参加する五十嵐さん親子と12時に国見城跡で待ち合わせ。途中少し寄り道したとはいえ、ジャスト12時に合流。
可愛いお嬢さんと美人の奥さん。勿論私は初対面であった。彼らはロープウェーでこの場所に。
全員で8人、この国見城跡で食事。沢山の人達でいっぱいだった。天気も良くて今日は良いハイキング日和になったね〜。
金剛山から葛城山を振返る 葛木神社 おいしいね〜(^-^)

ひとしきり歓談した後、五十嵐さん達はロープウェーで、我々5人は伏見峠経由の念仏坂を下って再度下で合流する事に。
念仏坂道のアスファルトは傾斜がキツイ〜。膝に負担がかかるよ〜。後ろを見ながら下りた方が楽だよ(^ ^ゞ
ロープウェー前の駐車場に着くと、五十嵐さん達と堀内さんのご主人と直美ちゃん(五才)が待ってくれていた。お待ちどうさま〜〜(^^)/
この後、近くの喫茶店で軽く打上げ。
念仏坂道、後ろを見ながら歩いたら楽だよ〜。 喫茶店で打上げ。また来年もよろしく〜!
皆さん今日はどうも有難う御座いましたm(__)m
また来年も続けてしましょうね。来年は奥代さんの地元石鎚山はどうでしょうか?或いはまた別の場所でも物色しておきましょうかね〜(^^)/


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