春の北欧の旅


花のコペンハーゲン、憧れのフィヨルド、そしてオスロの「ムンクの叫び」鑑賞等々、魅力満載。おまけに大型GWの出発にも拘わらず格安の料金に魅せられて、某大手旅行会社のツアーに女房と参加してきました。やはり噂に違わず北欧は素晴らしいところでした。
旅行日程:平成17年5月3日〜9日
コース:
関空〜ヘルシンキ〜コペンハーゲン(宿泊)。翌日市内観光〜夕方豪華客船にて翌朝オスロ着。
半日市内観光〜ラルダールへ(宿泊)。〜ソグネフィヨルドのクルーズ観光〜オスロ〜ヘルシンキへ
(午後半日市内観光)(宿泊)。〜出発(PM2時)まで自由行動。この間ヘルシンキ市内や世界遺産の
スオメリンナ島を見学。〜関空着。                


関空からコペンハーゲンへ

関空を11:00 FINNAIR(フィンランド航空)で一路ヘルシンキへ(約9時間)。ヘルシンキからコペンハーゲン乗継に1時間少々の時間待ち。待合室ロビーのカフェーでコーヒーを飲みながら眺めていると、色んな国々のビジネスマンが行き来しているのが見えてくる。狭いテーブルにPCを2台乗せてインターネットしながら打合せしている。そんな光景が数組。観光組はチラホラ。やはりその国の顔が夫々垣間見るような気分で待ち時間を楽しむ事ができた。
日本とヘルシンキの時差は7時間だがサマータイムにより6時間の時差。そしてコペンハーゲンには1時間。時計の針を夫々動かし、ややこしいな〜(^_-)

北極経由 ヘルシンキに到着 ヘルシンキで乗換え。空港ロビー

飛行機がコペンハーゲンに近づくにつれ街の様子が窓から見えてきた。
日本と違い、何となく綺麗なエキゾティックな町並みのように見えてくる。そして空港に到着してから迎えに来ていたバスで今日の泊まりのホテルに直行。夕方着いたのだが外の景色は真昼間のような明るさ。
機内食が出ていたので空腹感は感じられず。エアーポートホテルであったが、部屋は落着いた色調にシンプルな家具、間接照明にスチーム暖房と至って簡単なものだが何となくしっくりくる雰囲気がある。窓から見える風景もこれまた落着いていた。同じ高さに統一されレンガ色の屋根にイエロー色の壁。これが集合住宅である。
夜の8時頃でも外は明るい。これが夏に向かって白夜の始まりだ。完全に暗くなるのは10時頃であった。
寝るのも少し惜しいので少し周辺の住宅街を散歩してみた。全てが統一され、道も整然としている。ゴミ一つ落ちていない。人も少なく偶にすれ違う人がアイスクリームをベンチで食べていた私達に英語?で「寒いよ〜」とジェスチャー混じりに微笑みながら通り過ぎていくハプニングもあった。皆親しみ深そうな雰囲気がそこにはあった。

コペンハーゲンに近づく。 部屋の雰囲気 夜の8時頃でもこの明るさ。

翌朝、コペンハーゲン市内半日観光。朝方は少し雨が降っていた。気温12度、そんなに寒くは感じられなかった。
デンマークは小さな国。童話作家アンデルセンで有名な街。バスから垣間見た街並みは全て童話に出てくるような可愛らしさと伝統に支えられた統一性のある建物が並んでいた。やはり昨夜泊まったホテル周辺の住宅と同じであった。
今日は水曜日、出勤する人々は自転車も多く、歩く人も含め傘をさす人は極めて少なかった。多分降り続く事はないのかも?成る程それから暫くして雨が止んだ。デンマークのシンボル、人魚姫の像を見学。インターネットやら色んな処から「意外と小さい」と聞いていたから、実物を見ても全然気にならず。寧ろ等身大の大きさに私はこれで良いと妙に納得した。そしてアマリエンボー宮殿へ。現在の王室の居城で、宮殿内の敷地は一般車両も通行可能で開かれた王室を象徴していた。さすが中は拝観できないが、衛兵が銃を構え立ち、青い制服姿が凛々しかった。写真は撮らせて貰えるが、余り近づきすぎて「NO!」と言われる一幕もあった(^ ^ゞ ポリポリ


デンマークのシンボル、人魚姫 アマリエンボー宮殿の衛兵 市庁舎周辺

昼食後、オプションで北シェラン島の古城巡り。コペンハーゲンから車で約1時間、北シェランと呼ばれ美しい場所がある。まずはデンマーク一美しい城と言われるフレデリクスボー城。なるほど城は勿論の事、周辺の景色もそれに劣らず美しかった。しかも一般のアパートのようで、城と同化したその見事さはまるで絵はがきを見るようであった。
城の中を見学。絢爛豪華な内装に絵画に埋め尽くされた部屋は、デンマークの歴史と伝統を象徴いるかのようであった。誠に見ごたえがあった。

城周辺の建物。絵はがきのようだ フレデリクスボー城 天井の絵画

次はクロンボー城。デンマークのルネッサンス式建築の中で最も見事な建物と言われている。シェークスピアの『ハムレット』の舞台になったことでも知られる。残念ながら部屋の中は時間切れで入れず一応外観だけ。

左側は海。砲台が並んでいる 正面からみた城 左の部屋がハムレットの舞台



コペンハーゲンからオスロへ

これで古城巡りは終わり、これより港まで戻りこれから豪華客船スカンジナビアンシーウェイズに乗ってノールウェーのオスロまで一泊二日のクルーズ。夕方5時出航のオスロ着は翌朝の10時過ぎである。約4万トン級の大型フェリー。コペンハーゲンーオスロ間を1日おき2艘の舟が交互に運行している。船内は全個室のキャビンと大型食堂、ショッピング、娯楽施設、プールが完備。まるでタイタニック号で船旅しているような気分であった。

乗船 ショッピング(免税店) 食堂
プール 船内 キャビン

早朝目が覚めると早速甲板に出てみた。丁度ご来光であった。5時43分太陽の光が眩しい。気温は体感温度で5度位。風が冷たかった。外を眺めると既に両岸が見渡せた。
7時頃朝食バイキングに行く。豊富なメニューが並んでいた。コペンハーゲンのホテルも同じだったが北欧のパンは美味い。ハムや乳製品、穀類、そしてケーキも必ず揃っていた。野菜はやや少なめ。コーヒーは少し濃い目。ノーシュガーが最適。外の景色を見ながらの朝食は風情があった。日本と全く違う光景に異国情緒が漂う。デンマークで見慣れた同じような形の家。レンガ色に三角屋根。しかもゴミゴミしていない。そんな景色を間近に見ながら。

夜明け 風が冷たい 外の景色を眺めながらの朝食
国旗を揚げている乗務員 入江が近づく のどかな港町風景


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