オランダ・ベルギー、花の旅

春になると世界中の花が咲く季節。その中でも事のほか綺麗で街並みが世界遺産となった国がある。それはオランダとベルギーだ!と多くの人から聞いていた。それも季節限定、2〜3週間の間に照準を合わせなければならない。当然旅行各社もパックツアーを計画してくる。
仕事柄大型連休を利用してでないと行けない。3ヶ月前から家内からこの計画を聞き、せがまれていた。しかしGW期間は割増料金が一般的。
その中で、某旅行者が創業60周年記念企画としてこの時期でも特別料金として販売したので、家内がすぐそれに乗ったと言う訳だ。
同じ行くならもっと他の国の選択儀もあったかも知れぬが、旅費と日程が合わず結局これに決定。

でも実際に行って見て、花より山の方が好きな私でも、綺麗な街並みと花を目いっぱい堪能すると行って良かったと思った。しかもこの時期が最高だ。やはり人の噂は外れがない事を実証した。ガイドも言っていた。オランダ・ベルギーを選択する人は、初めて(海外)の人は極めて少ないとか。決して我々はそうでもないのだが・・・・・。
旅行日程: 2008年5月1日〜6日
場所:    オランダ・ベルギー
コース: 関空から香港経由でオランダ、アムステルダム到着。
    オランダ、キューケンホフ公園、世界遺産のキンデルダイク観光。ベルギーに移動、アントワーク観光。
    翌3日目:世界遺産のブルージュ歴史地区及びブリュッセル観光。
    翌4日目:オランダに移動、アムステルダム観光と運河クルーズ。
    翌5日目:シンゲルの花市。       そして、香港経由の関空へ帰国の途に着く。   

1日目
関空を出発し一旦香港で乗継。そこで3時間の時間待ち。そして真夜中0時05分出発の約12時間のフライト。香港での乗継時時間と合わせると実に18時間の所要。直行便に比べ安価な中国系のキャセイパシフィックだからしゃ〜ないか(^^ゞポリポリ
しかもビデオ映画が英語と中国語しか選択儀がないので、映像で想像せにゃ〜なん。段々面白くなくなりアイマスクと耳栓を付けて寝る事にした。
途中、夢うつつの中に凄い気流に入り込み機体が大きく揺れガタガタと振動し続けていた。約1時間。後に現地のテレビニュースで知ったのだが、それってミヤンマーで発生した大型サイクロンの乱気流だったかも知れぬ。無事で良かった〜!家内も全然寝る事が出来なかったと聞く。しかし私は熟睡までとは行かなかったが、やけにガタガタしているな〜という記憶しかなかった(~0~)フアー      
キャセイパシフィック機内 アムステルダム上空(AM6:40) 一路キューケンホフ公園へ


2日目
オランダ
キューケンホフ公園
まず専用バスで移動したのが37キロ先のキューケンホフ公園だった。早朝早かったのでバス2台のみ。大きな駐車場がこの後びっしりと観光バスで埋まるらしい。早速公園に入った。目の前に大きな池とチューリップの花が飛び込んできた。ここは32万uもの敷地内にチューリップを中心に600万株以上の植物が植えられているとか。そのスケールの大きさに圧倒される。しかも開花時期が限定されているので、植付け時期をずらすなどして出来るだけ花を絶やさないよう工夫はされている。世界中から毎年60〜70万人もの人々が訪れるらしい。
広い広い公園 数千種類のチューリップが咲き揃う 公園内の大きな池が花を映す

キンデルザイク
次に訪れたのは、75キロ先の世界遺産となっているキンデルザイクの風車群へ。19基が建ち並んでいる。この辺りは地面が海面より低く、低い処は海抜−2mというところもある。それを汲み上げるのに使われていた。常にオランダは水と戦ってきた歴史を物語っている。今は4〜10月の期間中のみ内部を見学できるが、今回観光時間があまり無かったので周辺のみ。オランダ・ベルギーはトイレに50ユーロセントの有料制。オランダ男性は大型の人が多く、男子用トイレの便器の位置も極めて高い。169センチの私でもいっぱいいっぱいだ(^^)。昼食はこの近くのレストランで。スープにハンバーグとジャガイモといったシンプルな素材だった。
19基の風車群 観光用に実際稼働中、内部公開も 地ビール330ml3ユーロ。味は薄くて飲みやすい


ベルギー
アントワーク
食後、97キロ先のベルギー、アントワークまで移動。オランダ・ベルギーは既にユーロ圏なので国境も形ばかりで何もなし。通貨もユーロ。一昨年旅行したチェコは未だユーロに参加していなかったのでユーロで買物出来るがつり銭はチェコ通貨。不便を感じた事がある。車を川沿いにあるステーン海洋博物館の近くに駐車し、徒歩でマルクト広場まで。ヨーロッパには沢山のマルクト広場がある。そのマルクトとは、街の中心を意味するのだ。このアントワークマルクト広場は広場を囲むギルド・ハウスがあり、屋根には各ギルドの守護神が祭られている。16〜17世紀のものである。その中心に豪華な建物が市庁舎である。建物はルネッサンス様式だった。
また近くにひときわ高いノートルダム大聖堂のゴシック建築が聳える。ノートルダム大聖堂もヨーロッパには幾つかある。
フランドル地方ではもっとも巨大である。高さ123mにも及ぶ。聖堂内部には、「フランダースの犬」でネロ少年が憧れたルーベンスの三連祭壇画が展示されていた。
ステーン海洋博物館(13世紀初頭の要塞だった) 市庁舎 各ギルド・ハウス。屋根には各ギルドの守護神
ノートルダム大聖堂 ルーベンスの三連祭壇画 ノートルダム大聖堂の内部


約2時間、このマルクト広場周辺を観光とフリータイムの時間もあり。ハプニングと言えば、若者達(多分学生でしょう?)が岸和田のだんじりみたいな足こぎ車に乗って大声を張り上げながら楽しく走り回っていた。見ていてどこか楽しい気分にさせられ、陽気なベルギー気質を垣間見たように思った。今日の泊りはノボホテル。ホテルの食事は美味しかった。ゴッタ煮のスープと肉のソースはハヤシルー風。ベルギーは食事が美味しいと言われる。9時なっても外は明るかった。昨夜からの睡眠不足も手伝って、ベッドに入るとすぐ寝入った。,(-_-)zzz
広場を若者達が楽しそうに声を張り上げ 宿泊のノボホテル 夕食のメニュー



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