ケアンズ5日間(2)


3日目  グリーン島観光
翌朝8時に現地ガイドの案内で散歩がてら町の中心部近くの港まで歩く。徒歩で約12〜3分だった。快晴で海岸沿いの歩道は爽やかで気持良かった。多分気温20℃くらいだろう。ランニングやウォーキングの人も多かった。大きな鳥が干潟に降りるのに遭遇。まぎれもなくペリカンだった。丁度この時期に飛来し、それのバード・ウォッチングも盛んだとか。沢山の野鳥も飛び交い、さながら自然野鳥園を歩いているようだった。
港に着くと、数多くのクルーズ船やクルーザーが停泊していた。さすが富裕層ではヨット愛好家が多い。家族でクルーズ旅行に出掛けるのが趣味だとか。何せ出掛けるロケーションの豊富さは世界随一。港のリーフフリートターミナルでクルーズ乗船手続きが行われる。世界自然遺産グレート・バリアリーフの主なる場所への玄関口となる。我々はグリーン島クルーズに出港した。あまり大きなクルーズ船でなかったのかその日は風がきつく大揺れだった。グリーン島は、ケアンズ沖合1時間のところに浮かぶ小さな島。一周僅か40分程の島は鬱蒼とした緑に覆われ、白砂のビーチやサンゴ礁が散在し、「これぞグレートバリアリーフの島」と思わずにはいられない。その日は強風に桟橋で飛ばされそうな雰囲気だったが、エメラルドグリーンの色彩が印象的だった。
夜明け 早朝の海岸沿いを歩く ペリカンが餌を求めて
リーフフリートターミナル 手前我々が乗るクルーズ船 港を後にして
グリーン島
島内は木道で環境保護されている 綺麗な白砂で泳ぐ人達 何処までも透き通った海水
遠くオーストラリア本土方面 グリーン島を離れて見ると ウミガメ君の遊泳に遭遇


フリータイム
ケアンズ港に13時に戻り、それよりフリータイムだった。早速マリーナの海沿いのボードウォークに面したレストランエリアにある「エムヨゴ」という店に入った。ここはガイド本にも紹介され、オーストラリアのグルメ誌で絶賛されたほどの日本人シェフ、余語氏が経営する店だった。フランス料理が評判とか。ランチタイムの$16.90をチョイスした。日本人のイケメン店員が我々をもてなしてくれた。ランチタイムの超特価にも関わらず美味しかった。また前に見えるクルーザー船を眺めながらの昼食はすこぶる解放感があって居心地よかった。
その後、タクシーでホテルに帰ってから再度各自のフリータイムにした。買物に行く者、ランニングする者、私はホテルの窓を開け外から入る心地よい風が何とも云えない心地よさに突然の睡魔に襲われた。そして夕食は、ツアー客から情報を得たナイトマーケット近くのレストランで食事。ここも日本人店員がいて、メニューを一通り説明してくれたので安心して注文。
こうして充実した1日が過ぎたのでした。
海沿いのボードウォーク兼レストラン マリーナー レストランからの眺め
白身魚 シーフードサラダ 窓を開けると心地よい風が睡魔を呼ぶ
ナイトマーケット入口 このレストランで夕食 エスプラネード通りは夜も賑やか


4日目  午前中フリータイム
今日も朝から快晴。午前中はフリータイムだったので、各自別行動をとる。私はウォーキングに出掛けた。今日は日曜日、早朝ランニングやウォーキングで皆汗を流していた。またキッズコーナーも多く、ここの子供達は恵まれているな〜と思われる程。また水飲み場やトイレも配備され、無料自然公園が海岸沿いに広がっている感じだった。勿論、管理する人達も多く、金属キャップ類やその他足の怪我をしないよう金属探知機を芝生や海岸で探している人もいた。湿度もなく気持良かったが紫外線が強いので日焼け対策を怠りなく。自転車専用レーンもあり。その後ホテルのプールでひと泳ぎ。気温はそう低くもなく、プールに入った瞬間は寒かったが、段々慣れてくると気持良かった。
爽快な気分 トレーニング 私のジョギング
フリークライミング ホテルプール チョ〜気持いい〜


天空の城パロネラパークと神秘熱帯雨林ツアー
午後2時30分よりパロネラパークに出掛ける。よく夕方4時出発のツアーがあり、夜の神秘的な城を見るのを売りにしているが、やはり明るい時の方が周りの状況と熱帯雨林の様子が解るので、事前にインターネットで申込していた。食事込みで$160だった。14名参加があった。やはり夜より日中の方が正解だと思った。現地まで1時間30分、夜の10時迄の長丁場ツアー、ツチボタル鑑賞も含まれているから安いと思う。
パロネラパークは、ケアンズの南約120kmに位置し、1930年代にスペイン人移民であった実業家ホゼ・パロネラによって建設され、家族が住む家としてスペイン風の城をイメージした建物と庭園を自らの設計で建設し、一般公開されたが、その後数回に及ぶ自然災害や火災によって廃墟同然となったものの、その古代遺跡風の景観を生かして現在は観光施設として運営されている。日本のアニメ映画「天空の城ラピュタ」のモデル地であるという日本人観光客向けの宣伝が行なわれることで知られているが、それはどうも制作会社スタジオジブリによれば事実無だと否定しているが・・・。
確かにそう思われても不思議でもなく、それがアニメや映画にパクリしていると思った方が、ごく自然であろう。とかく制作会社は独創性を主張したがるものだから。当時、滝の水を利用して水力発電も行われていたというから、ホゼ・パロネラは大変な人物であったと思う。
そして、夕食を挟んで懐中電灯片手に青白く輝くツチボタルや高さ40mとなる熱帯雨林大樹を幻想的な雰囲気で鑑賞。
パロネラパークの正面 裏側より 大滝、その右横に水力発電が
吊り橋の上からの眺望 長い階段 吊り橋
こんなハプニングに遭遇 マンガリーフォールズでの夕食 樹齢500年の巨大な絞め殺しの
イチジク、「聖堂の樹」と云われ、
高さ40mのカテドラルフィグツリー


5日目  帰国の途に
今日は帰国日、ケアンズ空港を12時20分に離陸し、関空到着は19時10分、飛行約6時間であった。時差も1時間、国内旅行の帰りと同じ感覚なので疲れも残らない。
ケアンズ空港を出発して間もなくグレートバリアリーフが下に見えてきた。残念ながら座席が窓側でも翼の上だったので、その瞬間を綺麗にカメラに撮る事できず。何とか一部を撮る事ができた。日本では丁度台風が沖縄に上陸したばかり。帰国に辛うじて滑り込みセーフといった案配だった。その影響か涼しい気温でオーストラリアとのギャップが少なく、翌日からの仕事に影響は殆どしなかった。
帰国日のご来光 早朝散歩 エメラルドグリーンに輝くグレートバリアリーフ



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