ニューヨーク・ワシントン、6日間の旅


今回の旅は、H・I・Sで飛行機とホテルを押え、全てフリータイムの予定で現地で行き先を決める旅にした。ただ予め予約を取っていた方が無難な場合もあるので(当地で満席の場合が購入出来ない)、ブロードウェイのミュージカルとアムトラックで行くワシントン1日観光をチョイスしていた。旅費と乗継時間のロスを抑えるためにチャイナエアラインで関空からニューヨーク直行便を選択。
飛行約13〜4時間、ヨーロッパより少し長いが、最近の台湾の飛行機は新機が多く、機内座席モニターも新作映画に日本語翻訳も充実し、3〜4本見たらニューヨークに着いているから退屈はしなかった。
さすがニューヨークは世界の最先端、観光、ミュージアム、エンターテイメント、スポーツ、ナイトスポット、ショッピング、等々どれを選んでも見応えがある。地下鉄も乗ってみた。過去は暗い怖いイメージがあったが、今は綺麗に改装され、慣れれば非常に便利な交通手段だ。
ブロードウェイと7番街の交差点を中心とした三角地帯のタイムズスクエアは非常にアグレッシブな地区で、24時間活動している。世界の十字路とも呼ばれている。その近くのシェラトンホテルに宿泊したので、何かと利便性が良かった。また自由の女神にも行ってきた。
それに比べ、ワシントンDCは静かな環境にあり、ホワイトハウス周辺はアメリカの政治の中心を司っているだけあって、その人員と規模に圧倒されるような迫力を備わっていた。
自由の女神とマンハッタン


日程: 2012年 10月4日〜10月9日
10/04 関西国際空港発13:00(C1020〜日付変更線通過〜約13時間10分のフライト
ニューヨーク(JFK)着13:10〜シェラトンニューヨーク、チェックイン〜夜景ツアーに参加
10/05 午前中市内観光ツアーに参加(自由の女神他マンハッタン) 昼から市内散策 20:00よりミュージカル観劇
10/06 個人でメトロポリタン美術館ほか地下鉄を交通手段として市内散策    20:00より別のミュージカル観劇
10/07 アムトラックに乗ってワシントンDC1日観光ツアーに参加    NYK〜ワシントンDC間3時間30分
10/08 午前中徒歩でセントラルパークに   ニューヨーク(JFK)発15:00〜日付変更線通過〜約14時間のフライト
10/09 関西国際空港着18:15


10月4日
関空よりニューヨーク直行
13:00発のチャイナーエアライン(C1020)に搭乗。ジャンボ機でほぼ満席状態だった。カウンターで家内と幸い後部窓際二席並びが取れたので左右の間隔にゆとりがあった。3-4-3並びの座席(エコノミークラス)は前部の間隔が狭く、窮屈そうだった。ただ機体は新しかったので、機内座席モニターのメニューも豊富ゆえ、長時間の飛行も退屈は凌げる。
機内の様子 フライト情報 1回目の機内食
ニューヨーク到着後、一旦ホテルにチェックイン。後、夜景ツアーに参加
約13時間10分のフライト後、13時10分にニューヨーク(JFK)空港に到着。入国審査の時、トラブル発生。家内と同伴審査がOKだったので安心して受答えして指紋を採取。写真も採取。家内も順に行った。暫くして終えたのちBaggage Claimに移動できるものと頭から思っていた。ところが、何と係りの者に別室に連れられた。何故??部屋には複数の警官と再審査を受ける者が数人座っていた。ある婦人が涙を流しているような悲しそうな顔を見て一瞬不安が過ぎった。
我々夫婦一緒に連れられたので、その原因も解らない。家内は係りの者に「why?」と云っても「sit down」と云うのみ。外ではHIS現地係りの人が待っていると思うと、その人に連絡したくとも電話できず。不安な中で約20分程待たされた。やっと審査官が我々を再度入国審査受付まで引率し、家内に指紋を要求した。どうも最初の時に指紋採取が出来なかったようだ。今度は手の平にスプレーを振り掛け、擦るように指示。やっと指紋採取が出来たので解放された。何と手に化粧するときのパウダーがついていたので、指紋が不鮮明になったようだ。そうだったら何故最初から、バウダー落としのスプレーをしてくれなかったのだ。しかし、ここはアメリカ、特に最近厳しい審査を行っている。これ以上文句を言ったら入国拒否とされたら一大事。大人しく指示に従う。と同時にホッと胸を撫で下ろした。今までに無い初めての経験だった。日本人ガイドが引率するツアーと少し勝手が違うのに些か戸惑った。
この事をHISの人に云うと、あの911アメリカ同時多発テロ事件以来、日常的に厳しいとの事。その国に来た事を改めて認識させられた。
さて、空港から「シェラトン ニューヨーク」 ホテルに行く道中、機内で見た新作「スパイダーマン」で放映されたクイーンズ・ボロ橋を渡ってマンハッタンに入る。この橋が先程映画の世界で見た橋を今まさに走っているのだと思うと、何か不思議な感覚だった。ホテルにチェックイン後、暫く寛いでから18:30分に近くの「ヒルトン ホテル」まで歩き、夜景ツアーに参加。参加者は4人だけだった。食事もついていた。夜景の綺麗なブルックリン橋の麓のレストランで食事。その後あのゴジラで有名な摩天楼、エンパイヤステートビルに。展望台からの夜景も事の他綺麗だった。まさにここがミューヨークの中心地だ!!
入国審査を受ける長い人の列 クイーンズ・ボロ橋を渡りマッハッタンへ 左に国連本部、右後方に摩天楼
ブルックリンブリッジの夜景 エンパイヤステートビル 展望台からの夜景


10月5日
市内観光ツアー(自由の女神、マンハッタン)〜タイムズスクエア周辺散策〜ミュージカル(オペラ座の怪人)
今日は朝から市内観光ツアーに参加。集合場所のヒルトンホテルに7:35分に行く。朝食は宿泊ホテル内のスターバックスで。
十数名の参加者がいた。まず朝一番のリバティ島へのフェリーに乗るため、バーテリーパークに行く。自由の女神を見るためにはこのフェリーに乗らなければ行けない。8時始発にも拘わらず大勢の人が並んでいた。船はエリス島→リバティ島の順に巡る。
リバティー島への所要時間は約15分。船から見るマンハッタンの街並みも美しく感動的だった。リバティー島へ近づくにつれ、女神がどんどんはっきりと大きくなり、カメラのシャッターチャンスは幾らでもあった。幸いこの日は快晴で、その姿は美しく、自由と正義のシンボルとして世界を見続けているようであった。島は一周20〜30分で廻れる小さな島だ。

島から戻り、あの2001年9月11日のテロで倒壊した世界貿易センターのツインタワー跡地やウォール街を見る。
ツアーの人達と途中のチェルシーで別れ、周辺を散策して一度地下鉄に乗ってホテルに帰ろうという事にした。
地下鉄への乗り方はガイド本を読み、その通りに従った。路線は殆どがマンハッタンの南北に延びていて、料金も全区均一で10$のメトロカードを購入。その1枚を二人で共有して使った。1回は2,5$北行きはUptown、南行きはDowntownと表示されている駅の地下に下り、路線番号を確認して乗車する。何回か乗れば慣れると比較的解りやすいと思った。
フェリーからマンハッタンを望む 自由の女神 リバティー島よりマンハッタンビル街
10年経っても復興途上のテロの跡地 7棟予定の内3棟完成。
資金不足のため進まず
帆船が駐留するサウスストリートシーポート
で昼食する
ブルックリン橋の全景(サウスストリートシーポートより)。 川はイースト川
地下鉄構内の様子 テロ、治安のため警官が潜んで監視 車内の進行駅表示(アナウンスなし)


一旦ホテルに戻り、徒歩でホテル周辺の7番街からミッドタウンのブロードウェイやタイムズスクエア界隈を散策。このタイムスクウェア周辺には、劇場や映画館、ホテルやレストラン、ギフトショップなどが集中。派手なネオンサインと交差する人並み、そしてタクシーの多さなど、ニューヨークの雑踏そのもの、「世界の十字路」とも呼ばれている。また今晩8時からのミュージカル、マジェスティック劇場の場所の下見も兼ねて。ミュージカルは、日本で予約していた「オペラ座の怪人」を見た。ストーリは日本で見て知っていたが、いざ本場のミュージカルを見て、涙が出る程の感動を受けた。やはり一味も二味も違う。余りの良さに、翌日も別のミュージカル「シカゴ」を見に行った程だ。このチケットの席も「オペラ座の怪人」が舞台より4番目、「シカゴ」は10番目という前席だったので、なおさらである。
このブロードウエイには、大小約40の劇場があり、ロングラン作品の大規模なものから小規模なものまで、様々なレベルの高い究極のエンターテイメントを満喫できるらしい。一人ひとりが厳しい実力の世界に生き残りをかけてるだけあって、まさに本場と感じるからであろう。
ブロードウェイの雑踏 タイムズクエア(年末にはここでカウント
ダウンが行われる)
「マンマ・ミーア」のウインター・ガーデン劇場
「オペラ座の怪人」のマジェスティック劇場
8時上演に並ぶ人の列
内部室内 舞台下で演奏する楽団員
(公演前のチューニング)



ホームに戻る                                       次のページに移る