バンコク 4日


日本の1.5倍の国土を持つタイ王国。北部・東北部にはラオス、カンボジア、ミヤンマーと国境を接し、その首都はバンコク。
人口600万人以上を数えるアジアの大都市でもある。見上げれば高層ビルが林立し、その間を縫うように高架鉄道が走り、まるで未来都市のようなその相貌の足下には、渋滞する道路と行き交う人々、露天の波が続く。混沌のメトロポリスは、未来に向かって走り続けているようだった。
2011年11月現在、帝国データバンク調査によれば、タイ進出企業は3133社、業種別では「製造業」が大半、いかに多いか想像
出来よう。大人しく勤勉で、穏やかな国民性が日系企業にとって、賃金が安い以上に魅力的と思わずにはいられないのかも。
良きパートナーとして。毎年の洪水対策さえキチンとしていれば、さして今後は大きな問題点はないと思った。
バイクも車も多いけれど、クラクションを鳴らしづめに走る某国と違い、静かに走行し、車間間隔は狭いけれど接触も少なく、器用にすり抜けていく。電車内も静かに乗り、行き先を尋ねると人懐っこい顔をしながら親切に教えてくれる少年。買物したら、殆どの人が両手を合わし感謝の意を表す。さすが「ほほ笑みの国」の真骨頂、これぞ仏教の真髄か。とても親近感があり、好きな国の一つとなった。
チャオプラヤー川のほとりに建つ巨大な仏塔「ワット・アルン」最上部からバンコック
市街を見渡せる。別名タイ語で「暁の寺」と呼ばれ、4つの小塔に囲まれている。
画像クリックで「暁の寺」


日程 2013年 11月2日〜4日
11/02 関西空港発11:00〜バンコク新空港着15:45。約6時間のフライト。時差-2時間
着後、ホテルへ。夕食を兼ねて夜の市内を散策。
11/03 午前中は、市内観光。「暁の寺」はじめ、エメラルド寺院や王宮、ワット・ポーの横たわる巨大な
涅槃仏など。夜は夕食を兼ねタイ古典舞踏とニューハーフショー。
11/04 午前8時から午後2時頃まで、世界遺産アユタヤの寺院観光とエレファントライディングの体験。
その後、電車に乗って市内散策とショッピング。
夜の23時15分発バンコック新空港より関空への帰路に着く。
11/05 早朝6時25分関空到着。気温15度で33〜36度のタイより帰国。真夏から冬に来た感じだった。


11月2日
関空よりタイ新空港に直行
11時発バンコック行きTG623に搭乗。満席だった。機種も新しく、座席のモニターで映画2本見るうちにタイに到着。
6時間フライトだったら退屈はしない。慰安旅行なのか結構会社関係の人が多かった。ゴルフを楽しむ人も多かった。
やはり連休を利用しての旅行なのだろう。我々も同じであったが。
日系企業が沢山進出しているので、一度は行ってみたいと思っていた。

空港に着くなり、真夏の暑さが戻ってきた。33度だった。湿度は意外に低く、蒸し暑さは少なかった。
現地ガイドの迎えを受けて、そのままホテルに直行。繁華街の真ん中にあるバンコクでも大きなホテルにチェックイン。
夕食を兼ねて、ホテル近くの高級デパート、エンポリアムに徒歩で行ってみた。ホテルとエンポリアムの間が大きな公園となっており、夜間照明に照らされた公園内は市民の憩いの場所だった。
ジョギングやエクササイス、散歩と様々な人が入園し、9時迄解放されていた。1992年にシリキット現王妃の還暦を記念して造られた近代的な公園だった。

バンコクには沢山のデパートがあれど、元祖ハイソ系のデパートと言えば、『エンポリアム』。地上6階立てビルで、エメレス、シャネルなど一流ブランドが揃っており、ここは何処の国と錯覚する程の近代的な商業ビルだった。そこの5階フードコートでピッツアなどイタリアンを食べてみた。味付けは日本より美味しかった。
機内のモニター、飛行ルート 車内より渋滞の様子 宿泊ホテル内部
公園から見た宿泊地の
インペリアル・クイーンズパーク・ホテル
ベーンチャシリ公園 エンポリアム(元祖ハイソ系のデパート)


11月3日
市内観光:暁の寺・エメラルド寺院や王宮・巨大な涅槃仏。夕方よりタイ古典舞踏とニューハーフショー観劇
2日目はバンコクの見どころをたっぷり現地ガイド案内付で見て来た。幸い他のお客さんがいなかったので、まさに我々の専属ガイドとなったのだ。歩くペース、観光ペース、説明も豊富で、とても勉強になり有意義な半日観光だった。
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まず訪れたのは「暁の寺」ワット・アルン。チャオプラヤー川の対岸まで渡し船で渡る。
1か月前の洪水の影響か、それともいつもこうなのか、川は土色に濁り、水量も流れも速かった。僅か5分程で対岸に着く。
対岸まで船で渡る 修行僧 高さ75m、大仏塔を4つの小塔が取り囲む
上まで登れる。急峻な階段で、45度以上ありそうだ 陶器の破片が埋め込まれた装飾 一人200バーツ、民族衣装で記念撮影

次に行ったのがワット・ポー。全長46m、高さ15mもある涅槃仏。全身金箔で覆われ、眼と足の裏には真珠貝の内面が使われている。足の裏にはインドと中国とタイの混合様式で仏教に関することが描かれている。


ワット・プラ・ケオ:本堂にエメラルド色の仏像を祀ってある事から別名「エメラルド寺院」と呼ばれている。タイ王室の守護寺院でありながら、唯一僧侶のいない寺院としても有名。
「エメラルド寺院」ワット・プラ・ケオ 図書館 左、図書館、右仏塔
仏塔を支える者たち ヒンドゥー神話の聖鳥 本堂内から見た寺院のシンボル的建物
金色の塔(仏舎利塔)がバンコクのシンボル
回廊の壁画。インドに伝わる長大な叙事詩をもとにした物語り 柱にも綺麗な装飾 本堂

王宮:エメラルド寺院を過ぎると、ラマ1世が造った王宮があり、内部は一般公開されていない。現在、国王は居住もしておらず、日常的な公務も行われていない。
よってチャクリー王朝あるいはチャクリー家のシンボル的存在にとどまっている。
チャクリー宮殿(今は迎賓館として) ドゥースィット宮殿(王族の葬儀に使用) 護衛兵


夕方より、夕食を兼ねて、タイ古典舞踊とニューハーフショーを見てきた。結構日本人観光客も多く、大半が慰安旅行客だった。
食事をしながらタイ古典舞踊観劇 手の繊細な動きが重要なポイント その舞踊劇がラコーンと言われている
彼女(彼)らは、綺麗で色気たっぷり。 本当に男??? 写真撮ってと群がる彼女達(1回50バーツ)




バンコク4日、その2に行く