2010年、中国で初めて万博が開催された。高度成長目覚ましい中国、その中で一際進化の激しい上海の地。今から3年前にも行った事もあるが、その時よりも更にビルが林立し、一段の進化を遂げていたのを実感させられた。 推定13〜14億人と云われる中国の人口、その人間が上海に集結されるのだから迫力満点。人の洪水に入場前から待ち時間1時間以上。それもご丁寧に空港チェックじゃあるまいし荷物検査と身体検査まで行われる。クソ暑いのにペットボトル持込禁止。おまけに各パビリオンは長蛇の列は当然ながら割り込みも多く、そのマナーの悪さが一際目立ち、行く先々で我々の現地ガイドが「譲り合わないで〜」と連呼する始末。 しかし、そんな中国でも『百聞は一見に如かず』である。何も万博に限らず全て見るもの聞くもの、どこまで進化し続けるのか未来の中国を予想したり、国の力を一見するだけでも値打ちがある。今の中国は将に弱者切捨て強者優遇、社会の歪をどう修正していくのか甚だ問題だろう。しかしそこで忘れてはならないのが社会主義国家であるという事を。個人の権利は国家の統制化の手の中にある。やろうと思えばどうにでも修正できる。現在、上海の一般マンションは3500〜5000万と云われる(現地ガイドによれば)。が、例え購入しても40年で国家に返納。息子に譲る権利はない。個人の所有財産ではなく国家から借りているのだ。だから40年で返納だ。退けと云われたら強制撤去。昨今の上海富裕層は日本のマンションを購入し、賃貸(上海に比べ利回りが良い)や自分の子息にと考えていると云う。しかも「日本では個人財産として認められるから都合が良い」とテレビでも放映されていた。いやはや恐るべき中国人パワー! |
黄浦江ナイトクルーズを楽しむ(外灘方面の夜景)パノラマ画像 |
日程:2010年7月9日〜11日 コース:1日目 関空発16:10上海着17:25(時差1時間) 黄浦江ナイトクルーズ乗船 2日目 上海国際万博会場へ。 夜は上海雑技鑑賞 3日目 上海市内観光(魯迅公園、記念会館、豫園) 上海ヒルズ100F展望台 上海18:20発関空到着21:25分 |
1日目
黄浦江ナイトクルーズ
関空を16時10分に出発し、僅か2時間で上海に到着だ。国内だと北海道に行く時間とさして変わらない。時差は1時間。ツアーの参加なので食事と宿泊は問題なし。更に万博入場にも優遇されていると聞く。 食後オプションで黄浦江ナイトクルーズに参加した。乗船口でしきりに売込みの人間が近寄ってきた。万博で使う簡易椅子であった。片言目には「1000円」と云ってくる。我々には日本から持参した椅子があった(300円)。並ぶので少しでも座れる椅子があれば便利だと事前情報で知っていたからだ。 3年前の黄浦江ナイトクルーズ乗船場所とは場所が変わっていた。以前は外灘にあったが、少し下流に移動していた。 天気は曇りだったが景色が綺麗に見えた。浦東エリアが高層ビル群に大きく変わっていた。森ビルの上海ヒルズが一段と高く聳え、492m展望台が雲の上に霞んで見えた。外灘から黄浦公園の西洋建築のライトアップが一段と輝き、見飽きる事がなかった。 |
20世紀初めの西洋建築 | ライトアップされた黄浦公園 | ライトアップされた黄浦公園その2 |
浦東エリア夜景 | 夜景その2 | 一際高い上海ヒルズ |
ナイトクルーズの様子(浦東エリア) |