中国2010上海万博その2

 2日目
上海万博見学
今日は上海万博の1日見学。天気が心配だったが、曇り空でなので気温も30℃位でばずまずであった。会場までツアーチャーターバスで乗り込めるから楽チンだ。会場は上海市を流れる黄浦江の両岸にあり、大きくは浦東・浦西2つに分かれている。総面積は328ヘクタールもの広さで、過去最大の出展規模を誇る。

大きな駐車場には既に多くのバスが並んでいた。団体は優遇されると思いきや会場口まで何回となく入場制限で止められ中々進まない。約1時間程ノロノロとやっと入場口まで進んだ。更に普通だったらすんなり列は進むのだが、どうも遅い。それもその筈、何と空港チェックばりに厳重な荷物検査が行われていた。ペットボトル持込禁止、身体検査も異常な程。両手を広げ一周廻っての身体検査。何でそこまでやるの〜?? やっと入場できたが、すでに些か疲れた気分だった。
会場までいたる所で入場制限ストップ 入場口まで約1時間所要 厳格な荷物検査


会場は5つのゾーンに分かれているので、予めどのゾーンを見るかを絞込みをした。全てのパブリオンで長蛇の列を覚悟しなければならなかった。今回その雰囲気を見るのがある意味で主たる目的だったので、出来るだけ空いてる所を選んで入館した。この万博の来場者は、中国人が大半を占めていた。推定14億人と云われる中国人が大挙押寄せるのだから必然的にそうなるのは当然と云えば当然。外国人はチラホラだ。マナーの悪さも目立った。相変わらず隙さえあれば横入りする人の多いのも国民性か?

今回、現地ガイドの配慮で中国館に優先的に入れる運びになったので、残りの時間をCゾーンのヨーロッパ・北欧を主体的に見た。日本館は2〜3時間待ちと聞いたので残念ながら外した。それらは総じて映像が主体で、国を紹介するに過ぎず、目を見張る内容にも乏しくつまらなかった。ただ、フィンランド館は成熟した国を見たような感じで面白かった。中国館は国の威信を示すような建物と、過去の何もない時代から現在に至るまでの飛躍的躍進ぶりをしめす内容にまとめ、映像と乗物に乗ってビジュアルに紹介していた。印象は結構良かった。今回は中国館も含め全部で7つ見た事になる。

フィンランド館 フランス館 場内交通、無料か有料か??

中国館正面入り口 中国館に入ると「中国の歩み」7分間上映
ガラス張り、上から下を見下ろす 内部から見た外部の様子 中国館内部を見学後、乗物で「不思議な中国」を
体験して出口になる


現在に至る迄の上海及び中国の変遷。上海万博で見た映像の一部。.


 上海雑技団観賞
日中の万博見学を終わり、夜は上海雑技団観賞。上海には複数の雑技団と六つの劇場があるくらい盛んなところだ。その中でも上海雑技団が時に海外公演も行われる中国の誇る世界水準のパフォーマンスがあり有名だ。

上海雑技とは要はサーカスだが、まさしく人類の限界にチャレンジしている。ときどき失敗するが、これはギリギリのことをやっていることの証左なのである。危険な演技にはらはらさせられる。気の小さい人は思わず目をつぶってしまうシーンもあるかも。更にマジックも織り交ぜ、全体的構成は『西遊記』をストーリーに、サーカスとマジックと光を融合させ、娯楽に徹していた。子供にも人気があった。
マジックあり サーカスあり 見事な柔軟技



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