シンガポール3泊4日


成人の日の休日を利用して、シンガポールに行ってきた。ここには今度で3回目(30年前と18年前の)。だが、その変貌ぶりに実に驚いた。淡路島と同じ面積の島だが、観光とビジネスを国策として推進し、年間1500万人を下らぬ外国人観光客がある。そこにアメリカ、ラスベガス系のビジネスが進出し、一大複合施設が台頭。様々なメディアでPRされ、チャンスがあったら是非見てみたいという、マリーナ・ベイ・サンズを中心に、その周辺を散策するのが主たる目的であった。

そもそもシンガポールは、1965年にマレーシアから独立した若い国。現在の人口が650万、多民族国家だけに、厳しい罰則と規則で統治しないといけない事情があった。勿論諸外国からの出稼ぎ労働者も多い。ゴミのポイ捨て、喫煙場所以外の喫煙、公共の場所での痰、つばを吐いても罰金、チューインガムの持ち込み禁止、麻薬の厳罰、等々。その結果、国は美しくなり、更にビジネス街と住居を区分し、小さな島だけに個人で土地付き一軒家は持てないと記憶している(昔からの先住民は別として)。

現在、シンガポールはバブルとなっている。だが失業率が1%、仕事は幾らでもありつける。娯楽も沢山ある。よって、シンガポール人の44%が睡眠不足と云われている。立地条件の良い国営マンションで4000万、高層で8000万。勿論周辺地域で安いところもあるが。
消費税が18%、トヨタカローラが900万。諸物価は高い。年間1500万人を収容するホテルの軒数が100を超す。タバコは1箱(20本入り)日本円で1000円以上。これら、現地ガイドからの情報。

交通機関は高度なシステムで整備され(電車)、かなり普及。料金も安い。無人運転で、各駅のホームドアが完全配備。旅行者にも優しい券売機。繁華街の車道は一方通行。1月の平均気温31℃前後、湿度80%。蒸し暑いが、巨大ショッピングセンター内や地下街は冷房完備で快適だ。

今回の旅行が日本旅行からラッキーにも一室空きが出たので、早速飛行機とセットで予約。現地観光はH.I.Sをインターネットで予約し、後はフリープランにした。屋上プールからの景観や夜景、更にホテル周辺で行われる光と音と水のナイトショーなど一見の価値あり。短い期間だったが、ゆったりと楽しめた。
マリーナ・ベイ・サンズの最上階(57F)スカイパークのプールからの絶景ビュー
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側から見たホテル マーライオン側から見たホテル


日程 2017年 1月6日(金)〜9日(月)
1月6日(金) 関西空港23:30 SQ615便〜          フライト時間7時間10分、時差1時間(マイナス)
1月7日(土) チャンギ空港5:40着       空港からMRT(電車)で乗り継ぎ、一旦宿泊先のマリーナ・ベイ・サンズへ
午前9時、予めインターネット予約のH.I.Sのオプショナルツアーに出発ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、マーライオンチャイナタウンリトルインディアアラブストリートを散策(昼食込)
                                      PM3時、ホテルにチェックイン
夕方18:30、同じくH.I.Sのロマンティック・ナイトツアー(中華料理の夕食付)に出発。ボートに乗ってマリーナ・ベイ・ザンズへ同じくショッピングモールでフリータイム光と音と水のショー、ワンダフル鑑賞。 
                                           ホテル到着22:00
1月8日(日) 宿泊先のマリーナ・ベイ・サンズでプールや部屋で寛ぐ。
夕方より徒歩でガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ  庭園を散策し、吊橋のスカイウエイや光のショーを鑑賞
1月9日(月) ホテルを11時過ぎに出発。MRTで空港へ
チャンギ空港14:05発 SQ616便〜関西空港着21:20              フライト時間6時間15分


1月6日(金) 1日目
関空を夜出発、翌朝チャンギ空港へ
仕事を5時に終え、帰宅のち一路関空へ。夜23時30分発なので、多少のゆとりはあった。eチケットの座席指定も事前予約をインターネットで行っていたので、楽々カウンター手続き完了。ついでに帰りの座席指定も行う。
空港は、正月明けのせいか、混雑は見られず。
機上に乗り込み、フライト時間約7時間、日本は真冬なので冬服装だが、現地では30度超え。機内で少し薄着に変えなくてはならない。いつものようにテレビモニターで新作ビデオの鑑賞。シンガポール航空は割とサービスが良い。しかし、翌朝からオプション観光を予約しているので、ビデオを1本にして出来るだけ睡眠を摂るよう心掛けた。
23:30発シンガポール行き SQ615 シンガポールの伝統衣装 サロンケバヤを制服に 約7時間のフライト


1月7日(土) 2日目
チャンギ空港からMRTでホテルまで
空港からMRT(電車)で乗り継ぎしながらホテルに7時30分に着いた。途中ハプニングもあった。MRTの路線図を参考に乗っていたら、地元のお兄さんがワザワザ我々に向かって教えてくれた。何とその電車は途中の駅で折返しだったのだ。もう少しで降り出しに戻りそうだった。親切なお兄さん。スーツケース片手に乗っていたので、観光客と解ったのでしょうね。丁重にお礼を言って2回乗り継ぎをしてホテルに無事着いた。

このホテル(マリーナ・ベイ・ザンズ)は、いまやシンガポールのアイコン的存在になり、強烈なインパクトを放っている。3つのタワーで構成され、その上に船が乗っかっているという代物だ(プールとスカイパークになっている)。所有は、ラスベガス・サンズ系で、ボストンの著名建築家モシェ・サフディによるものだ。会場展示場、ショッピングモール、カジノやシアターと共に構成される複合施設中のホテルなのだ。
さすがラスベガスから来た発想だと納得。ここの集客率は強烈で、今までの繁華街であるオーチャード・ロードに行く人間をも引き込むような勢いを感じた。
フロントもタワー1(南側でメインロビー)とタワー3にあり、仮のチェックイン(正式にはPM3時から)をして、荷物をホテルに預けた。
チャンギ空港は大きい。奥が入国審査窓口 左の画面をタッチすると路線図が出る。それを
タッチすると料金が表示され、札かコインを入れる
切符と車内路線表示板。単純で解りやすい
ホームドアの各駅完全設置。ホーム転落事故なし 明るい車内 チェックインはPM3時からの為、
仮チェックインで荷物を預ける。
タワー1,2,3とロビーが繋がり、端から端までかなり
ある。高さも高く大きな空間。ゆったり感がある。
屋上プールを視察。早朝からでも人多し。AM8時
プールは翌日の予定。
プールからの景観、素晴らしい。タオルも無料。
みんな気持ち良さそう。外気温31℃


午前中、観光
9時に当ホテルの地下駐車場から出発。昼食も挟んで4カ所、観光巡り。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ここは、ホテルの東側に広がる未来型の植物園。亜熱帯雨林の巨大樹をイメージしたスーパーツリー群は、まるでSFの世界のようであった。


高さ25〜50Mの植物が植え込まれた人工巨木
がスーパーツリー。そのうち12本が集まる中心部
はスーパーツリー・グローブと呼ばれる。

夜には、音楽と光のショーが楽しめる。


ドーム内は、低温で湿度の高い山岳地帯の植物
体系を展示。エレベーターで頂上の「ロストワールド」
に上り、高山植物や食虫植物など観察しながら
下る。気温4℃〜5℃に設定
クラウドフォレスト
35mの滝から水が落下
マーライオン
ここは、シンガポールのシンボル的存在で、この国に来たら必ずと云って訪れる。このエリアはシティ・ホール周辺の一角で、観光スポットが集まり、細部を見ると時間がとても足りない。
高さ8mのマーライオン。
上半身がライオンで下半身が魚
後方にマリーナ・ベイ・サンズ
勢いよく噴き出す水は絶える事なし
手前ミニマーライオンと背後に本家マーライオン
チャイナタウン
ひと昔前なら、どこを歩いてもチャイナタウンの雰囲気を味わえたが、「都市再開発」という名の下で街は大きく変貌し、サウス・ブリッジ・ロードを中心とする一角だけになってしまった。30年前の面影はまるでなし。
チャイナタウンの核となる存在がここ。 歴史を感じさせる老舗も点在 昔ながらの光景。老人達の中国式将棋
リトル・インディア
ここはインド系の人々が往来する場所だ。リトル・インディア・アーケード周辺を散策すると、アクセサリー、香辛料、テキスタイル店など混在。庶民の生活に密着した場所になっている。


セラングーン・ロードを中心として広がるインドの
世界。イギリスの植民地政策として、南インドから
移住させられた人々が住み着いた街。インド文化
をかたくなに守り続けた彼らが造り上げた街なのだ


アーケード入口。
この中には、色んな店が入っていて、インド文化
を垣間見る事ができる。
手足、身体に「インド ヘナタトゥー」をペイント。
結婚式やお祭りなどの特別なイベントの時に
インドの女性が入れる入れ墨です。
一週間ほどで消えてしまうので、入れ墨というよりは
ボディペイントみたいなものでしょうか。
アラブ・ストリート
マレー文化が色濃いエリアで、その中で、ひときわ大きく美しいシンガポール最大の最古の寺院が、サルタン・モスクである。中に入る事できるが、素足になり見学となる。写真もOKと思うが、熱心に祈る礼拝者を撮る勇気はなかった。観光者が靴下を履いているのを注意されるひとコマもあった。このモスク周辺に沢山のお店が並ぶが、マレーの衣装用の生地層が多かった。
サリーを身にまとう女性達と奥がサルタン・モスク 異国情緒豊かな建物とお店 さすがペルシャ絨毯の数々



ホームに戻る                                              次のページに進む