エジプト5日間の旅

 今回の旅は、僅か5日間で古代エジプトのさわり部分だけ見てきたような旅だった。古代よりナイル川を中心に高度な文明が育まれ、そこに残された多くの遺跡と悠久のロマンが現代文明より解き明かされ、そこに触れるだけでも心が躍るのかも知れぬ。全部見てみたい感じもするが、かなりの日数と体力勝負となればかなわぬ事だけに、まずは旅の一部として記録に残そうと思った。

2月の季節としては一番観光に適しているように思え、気温も最低5℃から最高16℃と幅もあるが、夜は寒いが日中は凌ぎやすかった。一応防寒対策もして現地に赴いたら、それがぴったりで、寧ろ半そでは殆ど使用しなかった。カイロという都市は砂漠に囲まれたナイルのオアシスを実感でき、そこに2100万という人口が集まる大都市であった(エジプト総人口1億1000万)。
ただ驚いたのが信号がなく、そこに繰り広げられる車の通行は日本ではとても考えられぬ恐ろしさで、如何に文化の違いがあると云えども、アチコチで衝突しないのだろうかと思われた。人もその車の間を平然と渡っているその様は異様な感じがした。

ギザの3大ピラミッドまで約13km、車で30分弱で行ける。またカイロからもピラミッドの山が見える。今回の旅行範囲は、サッカーラ街道の遺跡群巡りのハイライトと博物館、及びナイル川クルーズなど短期間で楽しめる集約した旅だった。
 
【世界遺産】人面獣身で有名なスフィンクス 。全長57m、高さ20m、ファラオや神を守護する聖獣とされている。
アラブ人の侵略後、鼻は削られ、イギリスにヒゲを取られ、現在大英博物館にあり、エジプト政府は返還交渉中。


   2025年2月21日〜25日
 2月21日(金)  関西空港23:30発ドバイ行き〜
 2月22日(土)  ドバイ乗継のエジプト・カイロ到着10:25    エジプト考古学博物館観光(約2時間)  ホテル:ヒルトンザマレックレジデンス
2月23日(日)  【世界遺産】ギザのピラミッドとスフィンクス観光  パピルスの店   大エジプト博物館   ナイル川ディナークルーズ
 2月24日(月)  サッカラ・ダハシュール観光(サッカラ階段ピラミッド・ワフティーの墓・屈折ピラミッド・赤のピラミッド)  絨毯の店
カイロ歴史地区  ハンハリーリバザール
カイロ発19:30〜ドバイ乗継
2月25日(火)   関西空港17:05着


   2月21日(金)〜22日(土)
   関空からドバイ経由〜カイロ    エジプト考古学博物館観光(約2時間)  
   関空からドバイまで約11時間 ドバイからカイロまで約4時間  着いたら食事をした後エジプト考古学博物館観光へ。
乗継や長時間のフライトの疲れのまま観光に入ったので、睡眠不足もあり少々疲れが残った感がした。
エジプト考古学博物館は、歴代ファラオの財宝が眠る余りにも有名な博物館だ。館内は広く、展示物も多いので、じっくり見ると何日もかかるので、2時間で主なるお宝を見ただけだ。その中でもツタンカーメンの黄金マスク他その財宝、いずれここの建屋も老朽化で大エジプト博物館に移送予定だ。
     
大阪からドバイの飛行ルート(約11時間15分)  エジプト考古学博物館  ツタンカーメン黄金マスク
(写真撮影不可の為、ネットより) 
     
 メンチュヘテプ2世座像 カフラー王座像   ツタンカーメンの頭身大木像
墳墓入口に門番のように立っていた
     
ラーホテプとネフェルトの座像  生々しいミイラ  戦いや狩猟の場面が描かれた木製箱 
     
 クフ王座像
クフ王の姿を伝える現存する唯一の像
ハトシェプスト女王のオシリス柱頭部
ヒゲがあるのは、女王でなく王として振舞ったから 
死者の神であるアヌビス・ジャッカル像が座する厨子 


     
 宿泊:ヒルトンザマレックレジデンス リビング他寝室2室、台所、トイレ2か所あり  9階バルコニーから見たナイル川の夕景 




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