美しき中欧の旅、その3 ウィーン編


 4日目はウィーン1日滞在。
午前中は市内観光と世界遺産のシェーンブルン宮殿へ。そして午後はフリータイム。夜はそのシェーンブルン宮殿にて名曲コンサート鑑賞等々盛り沢山。
ホテルはイベント ホテル ピラミッドで連泊。
イベント ホテル ピラミッドの中庭 総ガラス張の部屋 朝のバイキング


 シェーンブルン宮殿(世界遺産)
ウィーン会議など数々の歴史の舞台となったシェーンブルン宮殿。「美しい泉」という意味で、ハプスブルグ家皇帝一家の夏の離宮だった。建物も庭園も絢爛豪華でヨーロッパ有数のバロック宮殿としても知られる。
現在約1400室あるうち40室が一般公開され、今も大広間でコンサートも催されている。
歴史を紐解くと実に奥深く、1273年ルドルフ一世を始祖としてハプスブルグ家は始まり、実に650年と長きに渡り続いたハプスブルグ家。その一大ロマンを見る思いがする。
このシェーンブルン宮殿は、ベルサイユ宮殿を模倣して1692年に建設開始された。完成したのは女帝マリア・テレジアの時代。1740年カール6世の長女(マリア・テレジア)がハプスブルグ帝国を受継いだ。彼女は16人の子供たちの大半を政略結婚でヨーロッパ各国に送り出し、あのフランス革命で断頭台に処刑されたマリー・アントワネットもテレジアの娘であった。事実上最後の皇帝と言われたヨーゼフ一世の時は世紀末文化が開花し、絵画、建築などあらゆる芸術が生まれる。そして第一次世界大戦の終戦後、皇帝カール一世の国外退去とともにハプスブルグ家の歴史の幕が閉じたのだ。
正面入り口(別の写真あり) 宮殿を前にして 小高い丘に建つグロリエッテ(拡大あり)


 ウィーン市内散策
昼から夕方までフリータイムだったので、買い物も兼ねて地図を片手に主な観光スポットを歩き廻った。
世界中の観光者達が訪れていて、市内のメインストリートは賑わっていた。春の日差しが眩しく、春の花が一層彩りを添えていた。帰りはトラムに乗ってホテルに帰る。何かウィーンに住んでいるかのような錯覚を覚えた。
夜はシェーンブルン宮殿でコンサート。この日は充実した1日だった。
トラムと国立オペラ座 ケルントナー通り(歩行者天国) シュテファン寺院と
金箔に塗ったモーツアルト像(人間)
ペーター教会 デーメル(ハプスブルグ家ご用達の店) テーブル席でガラス張りのコーナーでは
ケーキ作りの実演が見られる
ミヒャエル門と広場 フォルクス庭園とブルク劇場 マリア・テレジア広場と美術史博物館


ゆっくり見学もしたいが一度ホテルに帰り、それからシェーンブルン宮殿でのコンサートにお出掛け。遅れては大変だ。予め出発時間を聞いていた国立オペラ座からホテル行きのトラムに乗車。切符の買い方も大変だ。ウィーンはドイツ語圏。頼りない英語では・・・・。我々二人では・・・・。ここも添乗員さんと一緒に乗車。地元住民と乗るのも楽しい限り。
かくして、ホテルで早めの食事を済ませてバスでシェーンブルン宮殿にお出掛け。
ボタン式券売機 バーデン行きトラム 車内


夕方のシェーンブルン宮殿はコンサート客だけ。宮殿はライトアップされて綺麗だった。あの大広間でコンサートが聴ける。こんな名誉な事はない。大広間に入ると黄金輝くデリシャスな装飾とシャンデリアの輝くが一際輝いていた。
ここで映画で見たような舞踏会やらウィーン会議が行われたのかと思うと胸がワクワクした。入り口に舞台が設置され,ウィーンハーモニー楽団?らしき人達が音合わせしていた。指揮者が登場し、クラシックが演奏された。
我々は一番後方の席なので前がよく見えなかったが、大きなシャンデリアと音楽を聴いていると、天井に描かれたルネサンス絵画を見ているだけで、当時の時代を彷彿させるに充分だった。
ある程度の正装をして コンサートの様子 途中休憩で外に出る

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