旅の6日目
モン・サン・ミッシェル
今日は専用バスで往路700kmのバス旅。大阪から西の方で云えば広島・秋の宮島、東で云えば静岡を往復走るようなもの。パリから西の方向、ノルマンディーとブルターニュ地方の境、遠浅の海に浮かぶ小島がモン・サン・ミッシェル。周辺は潮の干潮が激しく、馬の駆け足と云われる程の速さで18kmも海岸線に後退する事もあるらしい。満潮になると海に浮かぶ孤島となる。しかし近年、島と陸地をつなぐ道路のせいで周辺に大量の砂が堆積し、かっての孤島の景観が失われているという。
今日は一日かけてその修道院を見学する予定なのだ。早朝7時30分の出発だった。
天気は晴れ、気温は16℃、昼頃には25℃位になる(但し、風が強いのと湿度が低いので爽やか)。車窓から見える景色は酪農ののんびりした風景が続く。途中休み休みで12時過ぎにモン・サン・ミッシェルを遠く望むホテル兼レストランに到着。ここで食事。 |
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蜃気楼のように浮かび上がるモン・サン・ミッシェル |
島の名物、フカフカのオムレツ。中を切ると泡状の卵の白身 |
現地ガイドとの待合わせの為、その近くの売店で時間調整。そこでハプニング。全く偶然にも2年前に北欧の旅でお世話になったJTB添乗員(男性)さんとバッタリ!彼も私も良く覚えていた。まさかこんな処でお会いするとは!
聞けば、彼はフランス周遊の旅に添乗員として同行していた。今回同じ会社主催の旅だったので、我々の添乗員さんに報告。すぐ彼女は会いに行き、情報交換していた(^^)
そして、いざモン・サン・ミッシェル「王の門」で現地ガイドを待つ。が、・・・一向に現われない。添乗員さんが携帯に連絡すれど通じず。待つ事約1時間、やっと連絡が取れ、何と最上階修道院入り口で待っていたとの事。
まあ〜広い心で許すことにした。(^ ^ゞ
広い修道院をくまなく歩いた。約1時間、階段の上り下りを繰返して。結構疲れた! |
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真横から見上げる |
真中に道路と駐車場。両方が海(現在干潮時間帯) |
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高い階段を登る |
海抜80mの所に1023〜1080年に建造 |
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ゴシック様式の回廊と中庭 |
この中に人間が入り荷揚げした。 |
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島内にあるホテルやレストラン・商店の屋根。後方海岸部 |
名物「プラールおばさん」 |
全て見学を終え、またパリまで専用バスで帰る。
パリ市内のレストランで食事。この店の帰り、皆が「メルシー」と言って店の人達に挨拶し店を出ているのを、私が「メッシー」と言うと急にお店の人がニコニコして「貴方はフランス人」と冗談で言ってきた(^
^ゞ。
と言うのが、昼食の時、店の娘さんが「メッシー」と何回も言っていた(そう聞こえた)ので、同じ口調を真似したのだ。どうもフランス語は「ル」を発音しないようだ? (因みにメルシーとは、有難うの意味)
それと、もう一つハプニング。
ツアーに親子で参加した娘さんが、昨夜ショッピングの時、お金を払って商品を受取るのを忘れたそうだ。
そのお店がこのレストランに近そうなので食事の間に行って来る、とお母さんと添乗員さんに言って出掛けた。パリの街は良く似た通りと建物が多く、間違いやすい。一つ道を間違うと全然違うところに行ってしまう。それを添乗員さんが何度も言ったが「大丈夫!」と言うので了解する。しかし、待てども一向に帰ってくる気配なし。それで、全員待つ訳にいかないので、添乗員が残り、我々はバスでホテルに先に帰る。あと4人グループの中年女性達(パリ経験者ばかり)がショッピングに行くついでに探してみると申し出る。
しっかりした娘さんなので、必ず何らかの手段でホテルに帰って来ると添乗員も我々に力説していた。
成る程、そのようになったが(PM10時30分頃タクシーでホテルに戻る)、やはり夜のパリは怖い。お母さんはその間オロオロしていたそうな。娘の顔を見て涙ぐんでいたと翌朝聞く。(^^)ホッ
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