オランダ・ベルギー、その3

4日目
オランダ
アムステルダム
ベルギーのブリュッセルをAM9時頃出発し、オランダ、アムステルダムに向けて204kmのバス移動。途中休憩も含め約2時間30分、そして昼食を1時間少々摂った。道中、ゆったりした3車線の国道を走り、ドライブは揺れもなく快適であった。
ただ、バスのフロントガラスに虫が付着し、初日から全然窓拭きをしていない。気にしないで運転するドライバーの性格なのか国民性なのか不思議だった。
一路アムステルダムに向け204キロの移動 昼食のメニュー、パンケーキ。ハムをチーズ状
のものに丸めて食べる。味はイマイチで食べ残す
レストラン室内から外の家族連れを写す


食後、ダイヤモンド工房に訪れる。アントワープのダイヤモンドの取引量は世界でも有名だが、ここのダイヤモンド工房でも研磨をする所を観光客に見せて、希望者には販売もする。色んな国からのバスで賑わっていた。日本人スタッフの巧みな説明に女性達は目を輝かせていた。本物のダイヤを次々に見せ、値段も50万、100万と見せれば誰でも欲しくなくのは当然の心理。しかもここで買ったら日本の7掛けに相当すると言われれば、固い財布も緩んでしまうというもの。誰か一人が買うと次々買い出す。男性達は部屋の外に出るが、女性達はいつまでも粘る。3〜4人買ったようだ。5万〜30万するものを。(@_@;),
我が女房まで、欲しい眼差しで見ていた。腕をつかんで外に連れ出そうとするが中々出ない。止むを得ず「もう知らん!」と言って部屋を出ると、シブシブ出てきた。挙句に「みんな買ったのに〜」と何時までもブツブツ言っていた。,(-_-メ
権威あるダイヤモンド工房に見学 研磨作業 日本人スタッフのダイヤモンドの説明


次にゴッホ美術館に訪問。面積あたりのミュージアム数で世界一を誇るオランダでは、美術館巡りも見逃せない。
中でもレンブラントやゴッホといったオランダを代表する巨匠の作品数には目を見張るものがある。
写真撮影は厳禁なので、本物の作品には自分の脳裏に焼き付けた。大きな美術館で、集合時間を決めてフリー解散で夫々の作品を鑑賞したが、私と女房と当然見方も違ってくるので更に別々になってしまった。ところが作品数も多いので、全部見てやろうとしたら時間ギリギリとなり、挙句に出口が解らなくなってしまった。家内から携帯電話が入り、「どうしてるの〜」「今行く」と交信を交わし、やっとこさ出口に辿り着いた。集合時間ピッタリで皆さんにご迷惑かけずに胸をなでおろす。
運河の街、オランダは沢山の跳ね橋がある。監視員の常駐する橋もあれば、無人もある。その場合は陸の誰かが操作するとか。運河沿いの住居は間口が狭く、奥行きは広い。土地の少ない国なので税金も高く、またボートハウスもある。
大きなボートを通行する時の跳ね橋 一般住居 ゴッホ美術館


そして次はロマンティックな運河クルーズを楽しんだ。アムステルダム中央駅前の船着場から乗船。
このアムステルダムは、中央駅を起点に下に広がる扇のような形をしており、規模はさして大きくもないが街は旧市街を円形に取り囲む運河と、それを放射線状に貫く道路で構成されている。
その中央駅は、東京駅のモデルになったと言われ、レンガ造りの建物だけに興味深い。時間がなく外観のみ。
クルーズの楽しみ方は、船上から見える観光名所や趣のある運河沿いの街、そしてボート・ハウスの裏事情など日本語のガイドで約1時間ほど楽しむ。尚、このボートハウスは移動せず接岸式。電気もガスも陸から引き込んでいると聞くから驚きだ。
アムステルダム中央駅 船内の様子 跳ね橋
運河の橋が並ぶ 『アンネの日記』が書かれたアンネの家 入口が狭いので荷物は上から吊り上げで入れる
ボート・ハウス 運河の合流 縦長の家が並ぶ


今日の夕食は、レトロな店だった。店は狭くて窮屈な感じ。でも大男のオランダ人は器用に使っている。トイレも二階で急な階段を上がる。多分ナチスドイツの時、隠れみのになったり、狭い国土や家の狭さを活用するのに慣れてしまっているのだと思う?
地元の客も不満はなし。『郷に入れば郷に従え』日本人観光客としては文句もあるまい。今日はオランダの戦没者の英霊の日。7時に街の明りが一斉に消灯され、暫し黙祷。我々も敬意を表した。
メニューはサーモン料理だった。食事の終わったのもPM8時20分、駐車場まで街の中を歩いて帰った。
今夜の宿泊ホテルは、ノボテル エアーポート。車窓から見える日没の夕日が綺麗であった。PM9時だった。
レトロなお店 PM8時20分、街の様子 日没の夕日。PM9時


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