スペイン情熱紀行8日間(5)

6日目
       バレンシアからバルセロナへ移動     

広い面積のスペイン、次なる目的地を目指して移動に次ぐ移動であった。この日も早朝7時にホテルを出発。その為に少なくとも1時間前には起床し、食事も荷物の整理も効率よくしなければならなかった。
次なるバルセロナまで358キロ/約5時間、ひたすら西へ西へと車は走った。途中ドライブインでトイレ休憩を1回取りながら車窓から見える景色が平原から遠くに地中海が見えてきた。間もなく高速表示板もバルセロナの文字が頻繁に現れる。そこで2回目のドライブインで昼食を兼ねた休憩を取った。バルセロナまで約30分のところだった。
昨夜泊まったホテルの部屋 西へ西へと車は走る バルセロナまで約30分
バルセロナ市内観光
バルセロナは人口170万、スペイン第2の都市である。それだけに見どころ多い町なので、人気スポットだけ歩いても3日、くまなく見ても1週間の滞在期間が必要といわれている。
そんな中、これだというものを抽出したのが、ガウディ作品であろう。ガウディは数々の作品を残しているが、今なお建設中の聖家族教会(サグラダ・ファミリア教会)やグエル公園、ミラ邸など見て廻った。いずれにせよガウディだけでも旅のテーマになる程の内容であった。
サグラダ・ファミリア教会
贖罪の教会、サグラダ・ファミリア。世界中で他に類を見ない教会だ。壮大さもさることながら、その価値は天才ガウディが教会の石一つ一つに込めた独創的様式、技術上の革命的な工夫、そして神秘性がある。もともとあるキリスト教の信徒教会が計画し、集めた資金で始めたローカルなプロジェクトであった。それは民衆の為の民衆による教会という事でタグラダ・ファミリアが誕生した。1882年の事だった。そしてこの傑作を造りだしたのが、当初のネオゴシック様式の設計を1883年に全く独自の教会へと見事に作り変えたのが若き建築家ガウディであった。
現在もなお、ガウディが残した模型や設計図に従い、建設が続けられているが、完成までに未だ多くの歳月が掛かるといわれている。


その他のガウディ作品
バトリョ邸 ミラ邸 左を拡大
グエル公園




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