ニューヨーク・ワシントン、6日間その3


10月7日
アムトラックに乗ってワシントンDC1日観光
今日は1日ワシントンDCに観光だ。早朝6時にペンシルベニア駅(別名ペン駅)に集合。HIS主催のツアー参加者は7名だった。
早朝なので地下鉄利用は止めて、ホテル前からイエローキャブ(タクシー)で駅まで乗車。ペン駅と言えばすぐ理解してくれた。
ペン駅は広かった。アメリカで一番賑わってる鉄道駅で地下にある。その駅の上に立つ円形の建物がマジソンスクエアガーデンで、約2万人収納可能なスポーツアリーナだ。今回見る時間もないので素通りになった。駅からワシントンDCまで3時間30分、アムトラックはゆっくりとホームから離れた。薄明かりの中、ハドソン川を渡り、ニュージャージに入った頃から夜明けを迎えた。
途中駅員の検察があり、検察後に荷台の枠へ行き先を示す札を挟む。もし座席変更したい場合、その札を変更座席に差替えるのがルール。これで駅員が乗客の情報を把握するのだ。無いと再度検察を求められる事になる。
レールが広軌なので車幅は広く、PCの電源も完備され、PCで仕事をしている人もいた。食堂車もあり、トイレも清潔で広かった。
ペンシルベニア駅地下一階ロビー アムトラックに乗車 検察後、荷台に挟みこんだカード
始発(6:45)なのでガラ空きだった ニュージャージを過ぎた頃に夜明けを迎える ワシントンDCに着いたアムトラック



アメリカ合衆国議会議事堂→FBI本部→ホワイトハウス→リンカーン記念館→ワシントン記念塔→アーリントン墓地→国防省(ペンタゴン)→スミソニアン航空宇宙博物館
ワシントンDCに着いて改札を出た処でHIS現地係り人が待っていた。早速大型ワンボックスカーに乗込み市内観光に出発。ツアーの中には今現在ニューヨークに在住している銀行マンも含まれ、個人で行くよりツアーに入った方が何かと便利というので申し込んだとの事。所謂東京の「はとバス」みたいな感覚だ。今アメリカは大統領選挙の終盤を向え、オバマ大統領は各地遊説中の為不在とか。

アメリカ合衆国議会議事堂
アメリカ合衆国憲法は、合衆国の連邦議会に、ワシントンD.C.に対する最高の権限を与えている。
只今工事中の為、柵外からの撮影のみだった。
合衆国議会議事堂 ここで大統領就任の挨拶が行われた 実際は柵からかなり離れていた


FBI本部
アメリカ連邦捜査局(FBI)はアメリカ合衆国の法執行機関。司法省に属し、テロ・スパイなど国家の安全保障の捜査を担当している。それに対してCIA(米国中央情報局)はアメリカ合衆国大統領の直轄組織で、米軍や米国政府内の情報機関から独立して存在している
FBIロゴマーク 正面入口にて 大きなビルであった


ホワイトハウス
アメリカ合衆国大統領が居住し、執務を行う官邸・公邸の建物だ。今はオバマ大統領は不在だが、官邸の屋上には銃を構えた衛兵が常に監視を行っていた。我々観光者には約500m以上離れた柵の外でしか建物を撮影する事が出来ない。かなり監視が厳しく行われていた。
正面玄関 屋上に監視員が常駐配備 実際は柵からかなり離れていた。


リンカーン記念館
第16代大統領、エイブラハム・リンカーンを記念して建立されたもの。リンカーンの座像があり、向って左からみる角度は柔和な表情だが、後ろ髪は南軍のリー将軍の顔の輪郭のように見えると云われている。また右から見る角度は厳しい顔のリンカーンだとガイドが説明。成程確かにそう言われればそう見えるかも・・・・。
リンカーン記念館 向って左側の顔。後ろ髪にリー将軍の輪郭 向って右側は厳しい表情が


ワシントン記念塔
記念塔は、1776年のアメリカ独立戦争でイギリスに勝利した初代大統領であるジョージ・ワシントンを称えて建てられた。記念塔の高さは169mあり、世界でもオベリスク型の建造物としては最大級の一つである。
記念塔の東側には、連邦議会議事堂を、西側には、リンカーン記念館を、北側には、ホワイトハウスを見ることができる。ワシントン記念塔が一番美しく見える構図といえば、リンカーン記念館から見るのがベストとの事。ガイドがそこで記念写真を撮ってくれた。しかも手の上に乗せる構図を。
リンカーン記念館からワシントン記念塔 ワシントン記念塔の後方に
合衆国議会議事堂
二つを手の上に乗せる


アーリントン国立墓地
ワシントンD.C.からポトマック川を渡ってすぐのバージニア州にあるアメリカ合衆国の国立墓地および、戦没者慰霊施設である。1864年に南北戦争の戦没者のための墓地として、南軍のロバート・E・リー将軍の住居周辺の土地に築かれたとガイド本に記載されている。
その後、第一次大戦、第二次大戦、ベトナム戦争など、多くの戦没者だけでなく、テロ犠牲者も埋葬されている。小高い丘陵地に2kmという広大な面積に及んでいる。
あのケネディー大統領とジャクリーン夫人も一緒に並んでいた。
遠くにワシントン記念塔が見える 整然と並んだ墓石 左がケネディー、右がジャクリーン


スミソニアン航空宇宙博物館
ワシントンD.Cには航空宇宙好きの人にとって人気スポット、スミソニアン航空宇宙博物館がある。ライト兄弟が初めて空飛んだ飛行機から宇宙への実物ロケットが展示されている。大きな建物の中に所狭しと置かれた実物に触れると、アメリカの並々ならぬこれまでの挑戦を垣間見るように思えた。大勢の人が今も訪れ、その人気の程が解る。約1時間の見学時間があっという間になくなってしまった程だ。
ライト兄弟の飛行機 ロケットの実物 一人用カプセル


今日1日たっぷりの観光を終え、再度アムトラックで帰ってきた。電車はボストン行きの為、途中のペンシルベニア駅で降りなければならない。乗り過ごしないよう注意した。丁度学生や一般の乗客も多く、席は満席に近い状態だが、立ち席の人は誰もいなかった。
今アメリカではスマートフォンを大半の人が使いこなしている。そろそろ私もガラケー又はガルパコ(どうも普通の携帯をそう呼ぶらしい?)からスマートフォンに変えなきゃと思った次第。時代に取り残されないように。ペン駅に着いたのが夜の10時であった。



10月8日
午前中セントラルパーク散策及びショッピング   ニューヨーク(JFK)発15:00帰国の途につく
今日は帰国日、午後のフライトのため、午前中は近くのセントラルパークに行ってきた。
このセントラルパークは、雑然とした喧騒渦巻くマンハッタンの中のオアシスで、341万uという広大な敷地を持つ。リスが顔を出したり、ジョギングやサイクリングで汗を流す人々、犬と散歩する人など、せわしいニューヨーカーの安らぎを与える大切な緑の公園となっている。余りにも広大すぎて歩いて回るには無理なので、一部を垣間見ただけだった。この日の朝の気温は11℃、やや肌寒く感じたが、散歩するにはとても気持良い気温だった。尚、ガイド本には、公園は夜中12時に閉鎖されるが、深夜の散歩はかなり危険なので、絶対入らないようにと書かれている。
そして、土産物を物色するためミッドタウンをブラブラ散策し、午後は帰国の途に着いた。
交差点にセントラルパークの表示 緑輝く公園の中
犬の散歩 野生のリス ジョギングする人々



10月9日
日付変更線通過〜約14時間のフライトの後、関空に到着。機内では、新作映画の続きを3本見たので、時間的苦痛感を余り感じなかった。今回の旅行、少し短く慌し感はあったが、限られた日程の中で、フリーの行動が多かったので、それなりの旅の面白さや満足感があり、家内共々とても満足している。5月に行ったイギリスも、ロンドン市内を重点的に今回のようなフリープランにすれば良かったと、今思えば若干悔やまれる面もある。しかしまた次回もこのようなプランの旅をしたいものだ。
チャイナエアライン C1019 関西空港行き 飛行ルート 北極の雪原


                           

※ 追記
後日談として、我々が帰国したその月末30日に、超大型のハリケーン「サンディ」が米東海岸を直撃し、甚大な被害をもたらし去った。
丁度その時、もしニューヨークに滞在していた時と同じだったらと思うと・・・・・。
しかし、たとえ自然災害とはいえ、不幸にも被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。


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