新緑の英国6日間、その2


 3日目
湖水地方、ウインダミヤ湖クルーズ〜ヒル・トップ観光〜ホークスヘッド散策〜マンチェスターのホテルに戻る
(日の出5:43分、日の入り20:30分 11/6℃)起床を早めにしてホテル周辺の散歩をしてみた。私達の部屋の前は住宅街なので比較的静かな環境だった。ホテル裏側は大きな公園?みたいだが、中に入れそうにないのでホテル内から覗う。塀の上に目をやると、可愛いリスが2匹じっとこちらを見ていた。イギリスはロンドンの公園でも、それ以外の何処に行ってもリスに遭遇すると云われるほど日常的な光景らしい。いかに動物達と共存する世界が確立されている証だろう。羨ましく思われた。マンチェスター市街地を少し離れると住宅街が広がり、高層ビルなど無縁の世界になる。ここのホテルもその典型だった。ただ、幹線国道では朝の通勤ラッシュで車が渋滞していた。
ホテルを8:00出発。約136km北に離れた湖水地方に車を走らす。相変わらず起伏の少ない牧草風景が続き、のんびりと草をはぐくむ羊や牛を眺めながら。
ブリタリア、・エアーポート ホテル 野生のリス 子羊が産まれる季節でもある
湖水地方に入ると目の前にウインダミヤ湖が見えてきた。ウインダミヤ湖はイギリス最大の湖で氷河の浸食でできた氷河湖だ。その周辺には多くの湖も点在し、高い山の少ないイギリスにおいて、標高1000m近い山が連なる山岳地帯でもある。それだけにウォーキングする人達も多く、この日も数人のグループがウォーキングする姿を目にした。
我々はウインダミアからクルーズ船に乗って周辺の景色を眺めるのだ。湖水地方南部でも一番開けているのがウインダミヤで、ホテルやショップも多く、シーズンではここが混み合うとか。クルーズ船の乗場はボウネス・ピアから出港する。約45分間のクルーズだ。さすが氷河湖だけに5月の季節でも肌寒い。現地は8℃くらいだったが、甲板に出て写真を撮ったが、予め準備していた薄めのダウンを着込み、強い風に体感気温は5℃位に感じた。ただ周辺の山々に積雪が見られず些かがっかりだった。山はやっぱり冠雪が似合うよねぇ〜!

ボウネス・ピアにて乗船
船内の様子
ウォーキングする人達
●クルーズ後、ニア・ソーリ村にあるポターの家、ヒル・トップを観光。あのピーター・ラビット物語の作者ビクトリア・ポター。彼女はこよなくこの湖水地方を愛し、絵本の収益で湖水地方の土地を買取り、その全てを当時のままの姿で維持するという条件でナショナル・トラストに託した。それが自然開発によって壊されるのを防ぐためでもあった。だから100年以上の時を経ても、当時と変わらぬ美しさを保っているのだ。凄い人だな〜! ロマン派詩人、ワーズワースも湖水地方を語るに彼の名前を忘れられてはならない人とガイドが説明。
ヒル・トップから北へ約3km、白壁のこじんまりした家々が並ぶ美しい村、ホークスヘッドを散策。誠に小さくても味わいのある村だった。

ヒル・トップへの道 ビクトリア・ポターの家 その庭
ヒル・トップの風景(画像クリックで拡大 羊の親子 ホークスヘッドの美しい村
ワーズワースが通った中学校 まるでハリー・ポッターの世界のようだ 周辺の民家
この家、只今セール中 散歩のワンちゃん ポター直営の店
ホークスヘッドの散策後、マンチェスターまで戻る。夕食はレストラン兼ホテルを兼ねた所で食事。結構雰囲気の良いホテルだった。
夕食後、連泊するブリタリア、・エアーポート ホテルに戻る。連泊は疲れなくて良い。大分身体が慣れてきて夜はぐっすりと寝れた。

湖水地方を離れる。一路マンチェスターへ こちらで夕食 小さくても結構雰囲気の良いホテル



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