陽光のクロアチアとスロベニアの9日間

5月4日(6日目)
ポレチュ〜モトブン〜リュブリャナ
ポレチュ
イストラ半島の西岸に位置するポレチュは、はるかローマ時代からイストラ半島の政治的中心で栄えてきた。ローマ時代以降はビザンツ帝国、ベネッティア共和国、オーストリア=ハンガリー帝国と、さまざまな国家の支配を受けて来た。旧市街は、さまざまな時代に渡る数多くの遺跡や歴史的建造物が残り、中でもエウフラシウス聖堂は世界遺産に登録されている。
この長い歴史をもつポレチュは、現在イストラ半島の観光の中心地。毎年何十万人が集まるリゾート地として賑わいを見せている。
昨夜ホテルに夜着いたので、周りの様子が解らなかったが、早朝散歩で全容が判明。さすがリゾート地だけあって外観も綺麗で、広大な敷地にテニスコートや、プライベートビーチも設営されていた。
クリスタル ホテル (4つ星) 広大な敷地には、色んな施設が整っていた ポレチュの見取図
港町の様子 旧市街の路地 エウフラシウス聖堂入口
教会入口に描かれた黄金のモザイク ビザンツ建築の特徴を残した内部 内部祭壇上に描かれたキリスト(拡大)
後方に鐘楼と手前モザイクの遺跡 魚はキリスト教徒のシンボル。そのモザイク 鐘楼から眺めた旧市街


モトブン
丘の斜面に沿うように建物が建ち並ぶモトブン。秋冬になると、霧が出る早朝、天空の町となる日がある。この町並みは13〜16世紀に出来上がり、今もほぼ原形を留めている。周りにはトリュフの森との別名もあるモトブンの森や、ブドウ畑が取り囲む。トリュフやワインなどお土産に丁度よい。生の黒トリュフと手頃な瓶詰めを購入した。帰国後、削ってサラダやパスタの上に散らして試食したが、とても美味しかった。少し匂いがするが難点。
秋冬の早朝、霧に浮かぶ天空の町になる日がある 麓から上までのシャトルバス 町の入口
トリュフ入りパスタ 右は聖ステパノ教会 町の中は要塞だ
生トリュフ、日本では高級だが地元では安い 眼下に広がる景色を眺めながらオープンカフェ  陽気な彼は私に歓迎パフォーマンス


リュブリャナ
これよりクロアチアのモトブンからスロベニアのリュブリャナへ国境を越える。通貨もクーナからユーロに変る。国境ではパスポート提示を求められる。手荷物検査はなし。
スロベニアの首都「リュブリャナ」は、27万の人口で、500年にわたるローマ帝国の支配から、オーストリア・ハンガリー帝国に組み込まれ、ハプスブルグ家のもとで発展を遂げてきた。ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーなど各様式の建物が調和し、自然と芸術が調和した小さな芸術の都だ。リュブリャナ城と、その下に流れるリュブリャナ、更に赤レンガの屋根が折り重なる旧市街は、中世にタイムスリップしたような錯覚を起こさせる。今夜の宿泊ホテルはオーストリア・トレンド・リュブリャナという大きなホテルだった。明日も連泊だ。
クロアチアからスロベニアへの検問 スロベニアに入ると山が多くなる ケーブルカーでリュブリャナ城へ
リュブリャナ城は現在市民の憩いの場 旧市街地 三本橋、後方のピンクはフランシスコ会教会
三本橋を流れるリュブリャナ川 川の遊覧船もあり 三本橋では路上演奏など聴ける
旧市街と後方にリュブリャナ大聖堂 大聖堂内部 左は市庁舎
現市長と偶然遭遇 我々一行と気楽に記念撮影に応じてくれた 宿泊ホテルの部屋    明日も連泊だ



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