ポルトガル旅情8日間、その2


5月6日(5日目)
スボンを拠点にオビドス、シントラ、ロカ岬観光
リスボンからオビドスは、東に戻って約100km。城壁に囲まれた「谷間の真珠」と呼ばれるように、可愛らしい町だ。
人口は800人ほど。その歴史は、ローマ時代に海からの敵の侵略を防ぐため、砦をが築かれた事に遡る。
イスラム教徒に征服された後、1148年に町の再建が行われた。1282年から1834年まで、代々王妃の直轄地となった。
城壁内入口 入口に入ると、イスラム時代に
造られたメインゲートがある
土産物屋が並ぶディレイタ通り
サンタ・マリア教会 城壁の上を歩く.
スリルがあって、面白かった。
城壁に囲まれた箱庭のような町並み 壁に青や黄色で塗られているのは、この町の
旗が2色を使われているからだ。



世界遺産シントラ観光
リスボンから西に約28km、深い緑に覆われた山中に、夏の避暑地として王候貴族に愛され、イギリスの詩人「バイロン」が「この世のエデン」と称えた美しい町。王宮を中心に、豪奢な城館や貴族の別荘が点在する。
王宮は、イスラム教徒が残した建物を王の居城として増改築され、今に至る。ここの3大観光ポイントは、王宮、
ムーアの城跡、ペーナ宮殿があるが、時間的制限の為、1か所のみ。
昼食は、カタブラーナ
魚や野菜、ジャガイモなど蒸し煮したもの
背後にムーアの城壁が聳えるシントラの町 王宮
大勢の人が一同入れないので順番待ち
「白鳥の間」
27羽の白鳥が、其々違ったポーズをとる
「カササギの間」
天井一面、カササギの絵が描かれている
「紋章の間」
狩猟の光景を描いたアズレージョが美しい
大航海時代の様子を 王様の寝室 当時の様子を垣間見る



ロカ岬
シントラから西に約10Km、巨大なユーラシア大陸の最西端。ポルトガルの詩人カモイスが詠んだ詩の一節
「ここに地果て、海始まる」の石碑が断崖の先端に立っている。大西洋からの強い風を受けながら、目の前に真っ青な大海原が広がり、中々迫力があった。
ユーラシア大陸最西端 「ここに地果て、海始まる」の石碑 絶景の景色
強い西風に身体が揺れる 断崖に咲くユリ 一面のお花畑



リスボンに戻り、夕食はポルトガル民謡ファドディナーショーを楽しむ
ファドは、人生の歓びや哀しみ、郷愁への想いなどを奏でるポルトガル人の心の歌。その歴史は諸説もあるが、ブラジルでアフリカ奴隷が親しんでいた官能的音楽舞踊が下町に広がったとの説が有力らしい。
かつてポルトガルは、ブラジルやアジアなど、世界各地に植民地として進出した時代があった。それと共に、外国の異文化がポルトガルに流入したのだ。その後、他の音楽の要素が加わり、次第に打楽器の要素が失われ、歌の部分が強調されるようになった。そして、現代に受け継がれたと云うのだ。
男性ファド歌手 女性ファド歌手 民族舞踏




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