ロシア7日間

 5月のGWを利用して、サンクトペテルブルクとモスクワに行ってきた。その切っ掛けとなったんのは、2年前のバルト三国に行ったおり、あの杉浦千畝がリトアニアのカナウス駅にあるホテルで、出国ギリギリ迄ユダヤ人を助ける為に千畝独断のビザ発行で多くの命を救ったという所縁の地に訪問したおり、この線路がサンクトペテルブルクまで繋がってると思いを馳せると、未だ行った事のないロシアを無性に行ってみたいと思ったからだ。やはり『百聞は一見にしかず』テレビやネットで見るロシアの情報が、少し誇張されすぎているのではないかと思った次第(都市部では)。やや物価は高そうだが、物も豊富にあり、日本と何ら変わらないように感じた。
ただ、駅やホテル、ショッピングセンター、美術館、人が大勢集まる場所には、厳しい手荷物検査がなされていた。ある意味過去が治安が悪かった時代もあるので、少しでも良くする為にと、更にテロ対策も兼ねているのだろう。

観光はロシア最大の観光スポットたる世界三大美術館で絢爛豪華なエルミタージュ美術館やモスクワのクレムリンと、赤の広場や本場バレー鑑賞、玉ねぎ屋根の教会巡り等々、盛沢山観光してきた。5月9日は、ロシアの戦勝記念日、赤の広場で軍事パレードが催されるので、一斉立ち入り禁止なる前に観光出来たのはラッキーだった。
 
左クレムリンと聖ワシリー寺院。この奥が赤の広場だ。 


日程 2019年 5月2日〜8日
5月2日(木) 伊丹発8:00〜9:20成田着 成田発10:45〜15:00モスクワ着  所要:約10時間15分
モスクワ発17:40〜19:15サンクト・ペテルブルク着 所要:約1時間35分 サンクト・ペテルブルク3連泊
5月3日(金) エルミタージュ美術館、新館・本館合わせて6時間観光。現地ロシア人ガイド付き
20:00〜22:30 エルミタージュ劇場にて本場のバレエ「白鳥の湖」鑑賞。
5月4日(土) サンクトペテルブルク市内観光。聖イサク寺院(入場) 血の上の教会 青銅の騎士像
ペテロパブロフスク要塞  エカテリーナ宮殿(入場)
5月5日(日) 高速列車にてモスクワに移動 所要:約4時間     世界遺産「クレムリン」観光 
 ☆ウスペンスキー寺院 ☆大砲の皇帝 ☆鐘の皇帝 ☆ダイヤモンド庫 他。   モスクワ2連泊
5月6日(月) セルギエフ・サポートへ約70km/所要:1時間30分専用バスにて 
       「世界遺産」トロイツェ・セルギエフ大修道院(入場)☆ウスペンスキー寺院他
モスクワに戻り、「世界遺産」ノヴォデヴィッチ修道院(修復工事中の為外観のみ)
                                          宮殿レストランにて夕食
5月7日(火) モスクワ市内観光  聖ワシリー寺院(入場) 「世界遺産」赤の広場  市内ショッピング
モスクワ発17:15〜東京(成田空港)へ帰国の途に 所要:約9時間20分
5月8日(水) 成田着8:35 成田発16:55〜18:10伊丹着 国内線時間待ちを利用して、成田山新勝寺観光


5月2日(木) 1日目
成田からモスクワへ。そしてサンクト・ペテルブルクへ乗継
モスクワまで約10時間15分。そして、サンクト・ペテルブルク迄1時間15分。  大阪伊丹空港から出発を入れるとまる1日移動に時間を費やした格好だ。体力勝負となってきた。やはり歳を取れば取るほど辛くなる。行ける時に行かないと!
     
 成田〜モスクワ間の飛行ルート モスクワ到着  ロシア国内線乗継搭乗手続き 
     
国内線 S7  さすが国土が広い、モスクワ空港周辺  ホテルに到着


5月3日(金) 2日目
エルミタージュ美術館、新館・本館合わせて6時間観光。現地ロシア人ガイド付き
     20:00〜22:30  エルミタージュ劇場にて本場のバレエ「白鳥の湖」鑑賞。
エルミタージュ美術館は、宮殿広場を中心に、冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュの4つの建物から成り立っている。冬宮は皇帝が冬に過ごす宮殿の事だ。世界屈指の大美術館であると同時に収納美術館の数は300万点を超え、盛期ルネッサンス以来の名だたる名画が壮麗な宮殿とともに公開されている。その250年に及ぶ歴史は、
まさに世界の美術史そのものと云われている。細部に至るまで贅を尽くした内部の装飾は目がくらやむ程の豪華さで、栄華を極めた皇帝たちの暮らしぶりがうかがえられる。

通常、半日コース(3〜4時間)を6時間たっぷり現地ロシア人ガイド付きで見学したので充分堪能できた。入り口は3か所のみで再入場は出来ない。トイレは、カフェは1階のみ。写真はフラッシュ禁止で撮影できる。但し、撮影禁止の場所もあり。入場に際し、厳しいセキュリティー検査があり、A4サイズ以上のバッグは持ち込み禁止。
     
 宿泊ホテル コートヤード ワシリエフスキー ホテルのレストランから エルミタージュ美術館 
     
エルミタージュ美術館新館より旧館を臨む  大使の階段(ヨルダン階段)  ピョートル大帝の間 
     
 紋章の間 聖ゲオルギー(大王座)の間  入館に大勢の人が並んでいた  12:44
     
レンブラント 1606〜1669年「ダナエ」  ゴヤ 1746〜1828年「アントニア・サラテの肖像」  レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452〜1519年「リッタの聖母」
     
 ルーベンス 1577〜1640年「ローマの自愛」、
牢獄で衰弱し切った父親に自分の乳を飲ませる娘
エルミタージュ新館   モネ1840〜1926年
     
 セザンヌ 「サント・ヴィクトワール山」  マティス 1869〜1954年「ダンス」 ゴーギャン 1848〜1903年 


 エルミタージュ劇場にて本場のバレエ「白鳥の湖」鑑賞
今までテレビ以外のバレエ「白鳥の湖」を見たことがなかった。 エルミタージュ劇場は円形型劇場になっており、どの角度からでも見やすくなっていた。勿論、入館への厳しい手荷物検査が行われ、ある意味テロ対策の安心感があった。3幕から構成され、本格的なオーケストラ楽員約30名程で演奏。ストーリーは予め日本語の内容を頂戴していたから、良く理解できた。
美術館の疲労が残っているので眠くなるのかなと思いきや全く正反対で、その素晴らしさに目が奪われ、感動した位だ。若いロシア人の体形と顔立ちが何とも美しくしなやかで、まるで白鳥のような動きに心が奪われた。演奏中はカメラ禁止で、エンディングの時、少し撮らせて貰った。
     
 開演前の様子 開演時満席となっていた。  舞台下で演奏が行われる 
     
 エンディングに入る  出演者全員のフィナーレ 主演者の フィナーレ



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